リアルタイムサービス(4月21日前場情報)

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日経平均株価は310円安の19358円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウは592ドル安となりナスダック指数も89P安と共に下落。NY原油先物相場が史上初のマイナス圏に落ち込み、投資家心理を冷やす展開に。

前週末に新型コロナの感染が収束に向かうとの期待から株価が大きく上昇していましたので、利益確定売り、反動安の一面も有ると思います。

新型コロナによる経済活動停滞の影響で、米国で原油在庫が積み上がっており、貯蔵能力の限界に達し、損失を覚悟して原油を売る必要が出て来るとの見方から原油安が進みました。

米原油先物の期近5月物は一時1バレルマイナス40ドル前後に下落、採算悪化への懸念からエクソンモービルなどの石油株のほか、米景気の悪化を警戒した売りで銀行株も大幅安の展開に。

又、トランプ政権と米議会指導部は4500億ドル規模の追加の経済対策を発動する方向で調整しており、20日にも合意するとの観測も有りましたが、昨夜は調整がつかなかったと伝わると売りが加速する場面も有り、NYダウの下げ幅は一時615ドルに達する場面も有りました。

NY原油先物価格の急落、それもマイナスになると言う異常な事態の背景には、既に原油を貯蔵するタンクは満杯で、海上には原油を積んだタンカーが渋滞しており、このターンカーの料金が高騰している事からマイナス価格でも売却したいと言う動きが強まっています。

トランプ大統領はNY原油先物価格の急落を受けてサウジアラビアからの原油輸入を停止する事を検討すると表明、産油国は早期に大幅な減産をしなければ原油相場の反発は期待出来ません。

新型コロナへの過度な警戒は徐々に和らいで来ましたが、ここに来て原油相場の急落と言う新たな警戒材料が浮上。

原油相場の下落自体は先進国にとっては悪い事では有りませんが、産油国や原油関連ビジネスを行っている企業にとっては死活問題になります。

しかし原油相場急落の原因も元をたどれば新型コロナの感染拡大が原因です。そう言う意味では世界経済も原油相場の急落も、解決への切り札は新型コロナの感染収束です。

新型コロナの収束が全ての問題を解決する唯一の方法、本質として引き続き新型コロナの動向を注意深く見極めて行くと言う事が株式市場の先行きを見通す事に繋がると思います。

本日の日本市場も売りが先行する展開で日経平均は下落、しかし必要以上に売られるような展開にはなっておらず、騰落レシオの過熱感を冷ます程度の冷静な下げです。又、テーマ性を持つような中小型株に関しては下げも限定的で総じて底堅い値動きです、個別物色意欲に特段の変化も見られず、引き続き全体よりも個を重視と言うスタンスで有れば、原油先物相場の急落も特に気にする事は無いと思います。

今週は過熱感が意識される水準まで上昇した騰落レシオを冷ます為に日経平均は軟調な展開が予測されますが、中小型のテーマ株や材料株は引き続き押し目買い有利、保有銘柄の上昇を待ちながら、安値が有れば新たな銘柄の買い出動も順次考えて行きたいと思います。

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