リアルタイムサービス(4月10日前場情報)

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日経平均株価は18円安の19326円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に上昇。FRBが企業向けの新たな資金供給策を発表、企業や家計を支援するために最大2.3兆ドルの緊急資金供給策を発表しました。

従業員1万人以下の企業に民間銀行を通じて6000億ドルを融資するほか、7500億ドルの資金枠を設けて大企業の社債も買い取るとの事。

購入対象にはダブルB格以下の低格付け債も含まれ、企業の信用不安が改善するとの見方が広がり株式市場も一時上げ幅を拡大。

しかし朝方発表された週間の新規失業保険申請件数は660万6000件と、過去最大だった前週(686万件)並みの高水準だった事も有り、NYダウ、ナスダック指数共に上げ一服後には上げ幅を縮めて終わると言う上値の重い展開に。

加えて米ミシガン大学が9日発表した4月の消費者態度指数の下げ幅は過去最大に、失業率の上昇で個人消費の減退が強まるとの懸念は払拭されず、FRBの新たな資金供給も投資家心理を劇的に好転させるまでには至らず。

サウジアラビアなどオペックとロシアによる、原油減産協議の結果は日量1000万バレルの減産で合意したものの、世界最大の産油国となっている米国の減産方針は不透明。

原油減産量も想定をやや下回る結果に有り、昨夜の米国市場では原油先物相場が下落、原油の世界需要は新型コロナの影響で30%ほど減少していると見られており、それに対して昨夜決まった減産量は総生産量の10%です。

まだ供給が需要を上回る状態が続いており、原油先物相場に関しては引き続き下落圧力が続きそうな状況です。

原油相場の下落は産油国の財政を圧迫し、保有株を売却して資金を回収する動きへと繋がり、それが世界の株式市場の下落圧力となる、ざっくりと言えば、これが原油相場の下落が株式市場に与える悪影響のメカニズムです。

しかし一方では、原油相場の下落は世界経済にとっては原材料安と言うメリットも有り、新型コロナの感染拡大が収束した後にはプラスの効果をもたらします。

既に世界的には空前の規模の景気対策と金融緩和政策が実施されています、しかしこれらの政策が効果を発揮するには新型コロナの感染が収束する事が不可欠です。

このように悩ましい一面は有るものの、欧米では感染拡大もピークを迎えつつあると言う見方も有り、まだ楽観は出来ないものの希望が無い訳でも有りません。

しかし楽観する訳では無いものの、中国や韓国の例を見る限り、いずれ感染は鈍化する時期を迎え、管理された状態で徐々に新型コロナも収束して行くと考えるのが妥当です。

もう暫くはまだ株式市場下振れのリスクは有りますが、先を見据えて少しずつ安値拾いを続けながら先々の本格反騰を待つと言うスタンスが最善の対応になるとの考えに変わりは有りません。

今日は株式市場も小幅安ですので敢えて買いを考える必要は有りません、次の買い出動に関しては来週以降日々の状況を見極めながら随時進めて行きたいと思います。

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