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リアルタイムサービス(3月18日後場情報)
- 2020/3/18
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日経平均株価は284円安の16726円で終了。昨夜の米国株が1兆ドルの経済対策発動報道を受けて上昇し、本日の日経平均も9時14分には17396円まで上昇。
しかし買い一巡後は戻り売りで上値を抑えられ、14時過ぎには先物主導の売りに押されてマイナス圏に沈み、その後は次第に下げ幅を拡大して終了。
米国の1兆ドルの経済対策も議会を通過するのは難航するとの見方が有り、現状ではまだ画に描いた餅と言う見方で決定的な底打ち材料にはならずと言う感じです。
大統領選挙も控えており、現政権を利するような政策には民主党も抵抗する可能性は有るものの、しかし今は未曾有の危機です、多少時間がかかっても最終的には1兆ドルの経済対策は成立するのではないかと見ています。
仮に民主党が抵抗を示せば、逆に大統領選挙にはマイナスになると思います。米国の経済的危機を前にして、党利党略を優先したと言うイメージが付くと、国民の反発を招くのではないかと思います。
株式市場の現状としては依然異常な状況は続いており、相次ぐ政策発動が有っても株式市場には即効性は有りません。
仮に政策発動が無ければもっとひどい状況になっていると思いますので、相次ぐ政策発動も行き過ぎたパニックを和らげる効果は有ったと思いますが、投資家心理を好転させるまでには至らず。
引き続き欧米での新型コロナの感染拡大がいつ収束の兆しが見えるのか?株式市場の本格反騰も全てはそこにかかっています。
しかし悲観的になるだけでは先々何の利益も無く、悲観がピークを過ぎた後の展開もぼちぼち考えながら対応して行く事が冷静な判断だと思います。
新型コロナの感染拡大もいずれ収束する時期は来る、その時には相次いで発動されている経済対策や金融政策が効果を上げ始まる、ざっくりと言えば株式市場も急反発に転じる事になります。
もう暫くは株式市場も下落する余地は有りますが、言わばセリング・クライマックスは近づいていると言う状況だと思います。
保有銘柄に関しても大きく下げれば少しずつ買い下がりながら、平均買いコストを引き下げて先々の本格反騰を待つと言う対応で良いと思います。
又、新規の買い出動に関しても配当狙いと本格反騰狙いの両睨みで、状況を見極めながら順次買い出動を進めて行くつもりです。
しかしまだ買いを急ぐ必要は有りません、じっくりと安値を見極めながら少しずつ安値買いを進めて行けば良いと思います。
投資スタンスとしてはまだ楽観は禁物、引き続き行き過ぎた安値が有れば少しずつ買い下がると言うスタンスで対応して行くのが最善です。
今の相場はすぐにどうこうなるようなものではなく、中長期的な発想を持って対応して行く事が最終的には良い結果に繋がると思います。
更に言えば、中長期的な発想を持って対応出来る投資家が最も強い立場にいると思います。