出島先物ワールド(8月4日推奨)

日経先物150804

寄り前情報
昨日の米国市場は続落でした。原油価格の下落やISM製造業景況指数が市場予想を下回った事等で売られました。また、5週間ぶりに再開されたアテネ証券取引所ではアテネ総合株価指数が一時23%の下落という暴落となり、プエルトリコはデフォルトに陥りました。一見好調に見える株価の上昇とは裏腹に、中国の実体経済の悪化と共に世界的な経済状況が変化してきているように思います。今はまだ世界的な金融緩和の恩恵の方が勝っているように思いますが、実体経済と掛け離れて上昇を続ければバブルに繋がります。徐々に乖離してきている株価と実体経済ですが、今後どちらに収斂していくのかを注意深く見ていく必要があります。昨日の日本市場は下落しましたが、相変わらず恣意的な買い等は入っているようです。ギャップアップして二次元的な価格水準は上昇していますが、マーケットのエネルギーの流れは調整方向ですのでそのような恣意的な買い等だけでは重要なレジスタンスは抜けないという状況です。そして今日は変化日ですので、ここから重要なレジスタンスを抜けて一段高となっていくのか、それともここまで入った恣意的な買い等が仇となるのかを見るという事になります。そのような前提で本日は、20560円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いでしょう。但し、場中の反転等に注意し利食い優先で臨んだ方が良いと思います。
買いは原則見送りで良いと思います。特に寄り付き後先に上値を試して20560円を抜くようであれば要注意です。変則的な戻り高値になる可能性があります。買いは重要なレジスタンスを完全に抜くか、しっかりと調整し下方向のエネルギーを出し切って反転するまでは考えなくて良いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 20190~20560
売買ポイント 売ポイント 20510~20560  ロスカット 20590
買ポイント なし

大引け情報
本日は20440円で寄り付き、20420円で下げ止まって切り返しました。500枚超の大口買い等で20550円まで上値を伸ばしましたがそこまででした。その後は狭い範囲のレンジ相場に終始していましたが、後場に入って徐々に上値が重くなり20450円まで売られてそのまま後場の安値で引けました。
メディア等では、商社の決算等が重しになったという解説が為されていましたがそれは結果論です。後場売られた原因は午後に発表された商社の決算も影響していると思いますが、その前に前場500枚を超える大口買いで買い上げても結局20560円(昨日の高値)には届きませんでした。昨日も後場に日銀のETF買いが入り上値を伸ばしましたが、結局重要なレジスタンスはおろか前営業日の高値にすら届きませんでした。日銀は公にはETF買いは量的緩和の一環であって株価の買い支えではないと言っています。仮にそうだとしても日銀のETF買い等の恣意的な買いは下値を支える事は出来てもマーケットを上昇させるだけの力はありません。昨日は2時以降に買い上げる事でショートカバーを狙い、今日は寄り付きから仕掛けてきたようですが、何れも買いは広がらず追随する者がいませんでしたので上値も重く限定的となってしまいました。このような買い方では結果として買い支え程度の効果しか齎しません。
今後の展開も海外情勢次第ですが、日本市場だけを見た場合今日の変化日では調整終了とは言えません。従って次の変化日まで調整方向の作用が働き易いと思います。米国市場等が上昇し明日の寄り付きからその流れを否定すれば上値を試す可能性はありますが、仮にそのような展開になるようであれば引き続き本腰を入れた買いは出来ないと思っておけば良いでしょう。むしろ次の変化日まで順当に調整し、サポート等で下げ止まって切り返すような展開の方が日本市場の上昇圧力は増すと思います。ただ、マーケットメカニズムを無視してでも下げさせたくないという一部の勢力もいますので、必ずしも理想的な展開にはなりません。それもまた相場です。大事な事は恣意的な買い等で下がらないから日本市場が強い、底堅いという勘違いをしない事です。

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