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リアルタイムサービス(1月31日後場情報)
- 2020/1/31
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日経平均株価は227円高の23205円で終了。新型肺炎に対してWHOは非常事態宣言を発動。
しかし非常事態宣言発動によって、世界各国の対策が強化される事で、新型肺炎の早期収束期待が高まり、株式市場も一旦悪材料出付くしで反発すると言う展開に。
しかし株式市場の期待通りに新型肺炎が早期に収束するかどうかは誰にも解りません。
更に言えば、新型肺炎が仮に早期収束しても、中国経済の一段の悪化は避けられず、世界経済にも一定の悪影響は出て来ます。
既に多くの国で感染者が出ている現実を考えると、早期収束期待も楽観的と言う感じがします。
現時点では過度な期待は持たず、引き続き慎重なスタンスで対応して行く方が賢明です。
数ヶ月先を見据えれば過度に悲観的になる必要は有りませんが、新型肺炎の世界経済への悪影響と同時に中国経済減速の悪影響はまだ織り込み始めたところです。
完全に織り込むにはまだもう一段の下落は必要ですので、短期的にはもう一段の下落を想定しながら、しかし先を見据えれば大きく下げた所は安値買いの好機、このような考え方が良いと思います。
ざっくりと言えば当面は弱気、しかし株価が下げ切った安値では強気で対応する、そのような感じです。
日経平均も今日は買戻しが強まり一時23421円まで上値を伸ばしましたが、その後は戻り売りに押されて急速に上げ幅を縮小。
テクニカル的には下降トレンドは継続中で今日の反発も昨日大きく下げた反動の自律反発です。
日経平均に関しては上げ下げを繰り返しながら流れは下向き、もう一段の下落を想定して対応して行く状況です。
今日は、国内主要企業の2020年3月期第3四半期の決算発表の第1のピークです。又、海外では英国が欧州連合(EU)離脱となる日で、来週以降は再び株式市場で材料視されるかもしれません。
来週に目を向けると、引き続き国内主要企業の決算発表が続き、米国では大統領選挙の予備選開始、トランプ大統領の一般教書演説といった重要イベントに加えて、1月米雇用統計など経済指標の発表も相次ぎます。
新型肺炎に加えて、諸々の手掛かり材料も豊富となりますので、来週も引き続き投機筋が主導して上下に大きく振れる展開になり易い状況です。
投資スタンスとしては、引き続き全体よりも個を重視で、先を見据えて行き過ぎた安値が有れば買い下がりたいとの考えに変わりは有りません。
保有銘柄も多少は下げ過ぎる場面も有るかもしれませんが損切りの必要は有りません、先を見据えて、価格差を付けながら少しずつ安値を買い下がる、そして先々の反転上昇場面を待つ、基本的にはそのような対応で良いと思います。