出島先物ワールド(7月28日推奨)

日経先物150728

寄り前情報
昨日の米国市場は5日続落となりました。上海総合指数が8%以上の大幅安となった事を受けて欧州市場が大幅安となり、その流れを引き継いで米国市場も下落したというのがメディア等の解説です。以前から申し上げているようにギリシア問題はともかく、中国の問題は何も解決していません。中国政府がいくら買い支え等の株価対策をしても、景気そのものを回復させる対策をしなければ中国の実体経済は良くなりません。中国市場のこの程度の下落は当然の結果で予測できない方がおかしいのですが、欧米市場の下落が後講釈ではなく本当にメディア等がいうように中国市場の下落で売られた事が理由だとすれば世界的にマーケットが劣化していると言わざるを得ません。本来中国市場の下落が世界のマーケットに与える影響はそれ程高くないと思いますが、世界のマーケットが劣化しているとしたら注意が必要です。昨日の日本市場はギャップダウンして下落しました。昨日も場中何度か買い上げるような場面もありましたが、結局寄り付きのギャップを埋める事も出来ずに陰線を引きました。そして夜間取引は一段安となっています。昼間帯の安値がレジスタンスになった格好ですが、恣意的な買い等が入れば入る程このような結果になります。従って次の変化日までは調整方向の作用が働き易いのですが、素直に調整し下方向のエネルギーを出し切れるか否かがポイントです。素直に調整できれば絶好の押し目買いのチャンスになるかもしれませんが、恣意的な買い等で買い支えるようであれば要注意です。 そのような前提で本日も基本的には売りで良いでしょう。恣意的な買い等には注意が必要ですが、マーケットメカニズムの観点からは上値が重くリバウンドも限定的になる可能性が高いと思います。
逆に言えばマーケットのエネルギーの流れに逆らって買ってくるようであれば昨日のような上昇局面はあるかもしれませんが、昨日の結果を見るまでもなく買いは原則出来ません。前述しましたように今は調整を妨げるような買いが入るようでは日本市場は上がれないと思っておいた方が良いと思います。そのような恣意的な買い等が入るようであれば追随するのではなく見送るのが賢明です。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 19840~20490
売買ポイント 売ポイント 20440~20490  ロスカット 20520
買ポイント なし

大引け情報
本日は20140円とギャップダウンして寄り付き、20160円ワンタッチで一旦下落しました。20060円まで下落すると恣意的な買い等により下げ止まり、寄り付き直後の高値を抜き20180円まで上値を伸ばして一旦抑えられました。その後再度安値近辺まで売られるとまた恣意的な買い等が入り、東証の前場が引けると更に大口の買いが入り上値を伸ばしました。20430円まで上値を伸ばし引けは20300円でした。
本日も恣意的な買い等により下方向のエネルギーを出し切れずに反転してしまいました。昨日の夜間取引の安値が20050円でしたので、20050円を割り込むと買い方の投げも出易いと考えれば20000円の大台を維持したいとすれば20060円で買いを入れるしかなかったのでしょう。今日の恣意的な買い等の中心が日銀かどうかはともかく、今日の買いは今後の日本市場にとって仇となる事はあってもプラスに作用する事はまず無いでしょう。メディア等では中国市場の下落によって寄り付きこそ下落幅を広げたが、その後はプラス圏に浮上する場面もあり日本市場の強さを再確認したというコメントが多く聞かれましたがそれは違うと思います。以前にも書きましたが、マーケットメカニズムの観点からは変化日でもない日に反転しても綾戻しになる可能性が高く、またサポートでもないレベルで買い支えても下方向のエネルギーを出し切れずに日本市場の上値は軽くなりません。今日は変化日でもありませんし20000円や20050円にはサポートはありません。従ってこのレベルで反転しても次の変化日までに重要なレジスタンスを抜けなければ戻り売りになる可能性がありますので要注意です。
今日のような展開になると分かり難くなるかもしれませんが、大局観を間違えない事です。相場ですから絶対はありません。特に目先だけであれば日銀等が買ってくれば買い支えたり、更には上値を伸ばしたりする事もあるでしょう。しかしそのような買いでは上昇トレンドを形成する事はまず出来ません。日本市場が本当の意味での上昇トレンドではなく、ボックス切り上げ型の上昇しか出来ない所以です。今後の展開も海外情勢次第です。中国市場に関しては今後も買い支え等の政策は打ってくると思いますので直ぐに暴落するという事もないでしょうが、今の政策のままであれば何れ大きく崩れる可能性が高いと思います。その時に世界のマーケットが巻き込まれれば日本市場だけが無傷という訳にはいかないでしょう。中国市場に欧米市場が一喜一憂するのであれば日本市場も付き合うしかないでしょう。その際に見ておくべきは如何に下値が買い支えられて堅いかとか、安値からの上昇幅が大きいかではなく、重要なレジスタンスを抜く事が出来るか否かです。20950円まで上昇しても重要なサポートは維持出来ずに19100円まで下落しましたし、その19100円からどれだけ戻ろうが完全に重要なレジスタンスを抜く事は出来ず再度重要なサポートレベルまで下落しています。恣意的な買い等だけでは重要なレジスタンスを抜く事は難しく、重要なレジスタンスを抜けなければ単なるリバウンドで終わってしまいます。このような環境が変わらなければ安心して買う事は出来ません。押し目買いは下方向のエネルギーを出し切って反転した時が絶好のタイミングです。それ以外はまだリスクの方が高いと思っておいた方が良いでしょう。

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