リアルタイムサービス(10月10日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は95円高の21551円で終了。今日はスタートから米中通商協議に関連する報道に一喜一憂する展開になりました。

まずは、香港紙が米中協議は難航している、中国の交渉団も交渉を1日で切り上げて帰国すると報じ、日経平均も朝方は21308円まで下げ幅を拡大。

しかしその後ホワイトハウス報道官が香港紙の報道を否定、中国との協議も10・11日に予定通り行われ、交渉団の帰国も11日で変更無しと発表し株式市場も安心感台頭で上昇に転じました。

その後、米中通貨協定を締結し、ファーウェイへの一部製品の供給を容認する、15日に予定されている対中制裁関税の引き上げも延期すると言う報道が流れ、部分的な合意への期待が高まると言う展開になりました。

日々米中協議に関する報道が流れて来ますが、まだ正式には何も決まってはいません。好悪両方の報道が流れて来ますが、現時点では予断を持たず、冷静に結果を待つと言う対応が最善です。

これまで出て来た報道等から考えると、部分的な合意の可能性は高まっているように思います。

包括的な合意は難しいと思いますが、それぞれ分野を分けて、1つずつ協議をしながら順次合意を探ると言う感じだと思います。

10・11日の協議では、中国は米農産物とエネルギーの購入拡大を約束し、人民元安政策は取らないと言う通貨協定を締結。

その対価として、15日からの関税引き上げの延期とファーウェイへの一部製品の供給を再開してもらう、そのような結果が想定されます。

構造問題や産業補助金、知的財産権問題などは継続協議となり、対中制裁関税も当面これ以上は引き上げないものの現在課している関税はそのまま継続、そんな感じです。

仮にこのような感じの部分合意が決まれば株式市場も一旦は好感して上昇すると思います。

取り合えず米中関係の一段の悪化が避けられた事、そしてこの先さらなる問題解決に向けて協議が継続されると言う事が買い材料になります。

しかしまだ本丸とも言える中国の構造問題や産業補助金、知的財産権問題は残りますので好感買いの動きも一時的なものになると思います。

米中協議で部分的な合意に至ったとしても、株式市場が上昇するのは1日か2日程度だと思います。

その後は今後本格化して行く日米主要企業の決算発表次第、米中通商協議を通過した後は日米企業業績を意識した展開になると思います。

ざっくりと言えば米中通商協議を通過したら銘柄重視の個別物色の相場になると言う事です。

しかしそれはこれまで割安出遅れ銘柄やテーマ性を持つ中小型株を中心に買って来た流れの延長のような状況です。

そう言う意味では特に何かが変わる事も無く、これまでと同じように対応して行けば良いだけの事です。

明日も引き続き米中協議の結果を待ちつつ、保有銘柄の値動きを見守るだけで良いと思います。新規の買い出動は米中協議の結果を確認してからでも遅くは有りません。

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