週トレ短期売買(8月22日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

8/22(木)日経平均株価は△9円の20628円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に上昇。小売業の企業決算で市場予想を上回る好決算発表が相次ぎ、米個人消費は堅調との見方から株式市場も買いが優勢の展開に。注目された7月FOMC議事要旨の内容は、同会合で決めた10年半ぶりの利下げについて、サイクル半ばの調整との指摘が有り、過度な利下げ期待に対しては一定の歯止めをかける内容。7月FOMC議事要旨の発表の後は一旦上げ幅を縮める動きを見せた米国株でしたが、堅調な個人消費を確認した事で、上げ幅を縮小した後は再び上昇に転じて終了。昨日はイタリアの政局不安から下落した米国株でしたが、昨日英国のジョンソン首相とドイツのメルケル首相が会談を行い、英国のEU離脱を巡る協定の見直しに対して、柔軟に対応する姿勢が見られ、株式市場も好感。これまでは再度の話し合いを拒否する姿勢を見せていたEUですが、EUの中核であるドイツのメルケル首相が今後の柔軟な対応を示唆した事は、英国の合意無き離脱に対しての警戒を緩和する展開だと思います。その背景としてはドイツ経済がマイナス成長に落ち込んでいる事が有ると思います、英国の合意無き離脱によって、経済への悪影響を懸念する声が強まっており、ドイツとしてもこれまでのように強硬な対応はドイツにとってもマイナスになる。又EU全体で見ても、イタリアの政局懸念、ECBが再度金融緩和姿勢の転じるほどの経済低迷、決定的な事はEU経済の機関車であるドイツ経済の減速。このような状況においては、英国のブレグジットに対しても、強硬な姿勢を緩和する動機にはなりやすく、株式市場にとっては警戒レベルが大きく後退する要因にはなります。昨夜の米国株高を受けて本日の日経平均も買い先行で上昇して始まりましたが、買い一巡後は戻り売りに押されて上げ幅を縮小。週末にはジャクソンホール会議とG7首脳会議が有りますので、大きなイベントを2つ控えている状況では積極的な売買は余り期待出来ません。ざっくりと言えば今日はポジション調整の売買が中心、新たな動きが出て来るのは来週以降、ジャクソンホール会議とG7首脳会議の結果を見極めてからとなります。しかし少し先まで見据えれば、今週末のジャクソンホール会議とG7首脳会議を通過しても、9/1には対中制裁関税第4弾が一部製品に発動され、9月初旬には米中閣僚級の貿易協議も予定されています。10/1からは日本において消費税が引き上げられ、10月末は英国のEU離脱の期限になります。一難去って又一難と言う感じですので、1つずつ状況を見極めながらその都度株価が結果を織り込んで行くと言う展開になると思います。しかし楽観は出来ないものの悲観する必要も無い、有る程度上下に振れる展開は想定した上で対応して行けば特に問題はないと思います。引き続き、全体よりも個を重視、銘柄重視で対応して行く相場環境に変わりは無く、保有銘柄の吹き上げを待ちつつ、有望な内需系の中小型材料株などが有れば順次買い出動を考える、そのような対応を続けるだけの事です。

 

 

【当面の相場展望】

今週末にはジャクソンホール会議とG7首脳会議が有ります。金融政策や経済政策に関心が集っていますが、現時点では過度な期待は禁物、引き続き慎重な投資スタンスを維持する方が賢明です。テクニカル的に見れば、日経平均は下降トレンドの中でのリバウンド局面、当面の上値目処は25日移動平均線付近、そしてそこから先は世界情勢次第です、依然先行き不透明な状況に変わりは無いものの、内需系の中小型材料株には活路有り、そのような情勢だと思います。

 

 

【明日の見通し】

明日も引き続き米国株の動向、米中情勢、円相場を睨みながらの展開が基本になりますが、週末のイベントを控え、積極的な動きは期待出来ず、ポジション調整が中心の展開になりそうです。

 

 

【投資アドバイス】

昨夜の米国株高を受けて朝高で始まった後は戻り売りに押される展開で上げ幅を縮小。後場には小幅マイナス圏に沈む場面が有るなど上値の重さを感じる展開でしたが、下値を売り込むような動きは無く、週末を控えてポジション調整が中心と言う感じの展開でした。

週末にはパウエルFRB議長が今後の金融政策について講演を行うジャクソンホール会議が有り、同時にフランスにおいてG7首脳会議も有ります。米中貿易摩擦が一段と激化し、世界経済への悪影響も懸念されている状況ですので、パウエルFRB議長の発言とG7首脳会議での政策協調に関心が集ります。しかしながらパウエルFRB議長の発言、G7首脳会議での政策協調、共に大きな期待は持てない状況。パウエルFRB議長に対しては一段の金融緩和政策を期待する株式市場ですが、現段階では株式市場の期待に応えるような発言は期待薄です。又、G7首脳会議での政策協調に関しても、米国の保護主義的な考えに変わりは無く、政策協調のような動きは期待出来ません。しかしながら悲観する事は無く、FRBに関しても金融政策は今後の経済情勢次第が基本ですので、仮に米経済に減速感が強まれば追加利下げは期待出来ます。又、G7首脳会議での政策協調が無くても、各国それぞれで独自に景気対策を検討すると言う方向は間違いなく、状況が悪化すれば政策発動が期待出来ると言う本質は変わりません。米中貿易戦争は今の所は解決の目処が見えず、長期化必至と言う感じですが、米中共に国内経済に変調が見えれば、歩み寄りの気運も出て来ます。逆に言えば、米中共に国内経済に変調が無い限り、貿易協議の合意も無いと言う事になりますが、米中共に国内経済に変調が無ければ株式式市場にも悲観ムードが強まる事も有りませんので、そう言う意味では米中貿易戦争の長期化も過度に悲観的になる必要はないと思います。今週末のイベントを通過するまでは手掛けずらい相場状況ですので明日も日経平均に関しては様子見ムードの強い膠着した展開になりそうです。多少上下に振れる動きが有っても、ポジション調整の売買の影響ですのでさほど意味は有りません。

又、テーマ性を持つ内需系の中小型株に関しては、主力銘柄ほどには様子見ムードも強まらないと思いますが、週末のイベントを通過するまでは、積極的に手掛ける動きにはなり難いと思います。相場状況が良ければ次から次へと買い出動をして、回転重視の利益追求も可能ですが、今はそのような投資環境では有りません。割安感の有る銘柄やテーマ性を持つ銘柄など、内需系の中小型株を中心に、安値を拾って時間をかけて吹き上げを待つと言う感じの投資が最適な投資環境です。引き続き保有銘柄の上昇を待ちつつチャンスが有れば買い出動を考えると言う基本方針に変わりは有りませんが、買い出動を急ぐ必要は無く、状況を見極めながらじっくりと対応して行くのが最善のスタンスだと思います。

 

 

 

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