出世株発掘ドリーム・レポート(2019年8月5日推奨 )

船イラスト

日経平均株価8/5終値20,720

日経平均0805

 

 

 

【株式市場の現状分析と当面の投資スタンス】

7/30、7/31に開催された米FOMCでは予想通り0,25%の利下げが決まりましたが、パウエルFRB議長が会見で、今回の利下げはあくまでも予防的な利下げで、利下げサイクルの始まりではないと明言した事で株式市場も失望売りが強まる展開に。米FOMCの決定を受けて8/1の日経平均は開始直後には21288円まで下げ幅を広げたものの、米利下げが限定的との見方から為替市場では円安が進み、日経平均も売り一巡後には上昇に転じて8/1終値は21540円、一時は大きく下げたものの終って見れば前日比小幅高で終ると言う展開になりました。

 

しかしながら米利下げを無難に通過したと思った矢先にトランプ大統領が中国への制裁関税第4弾の発動を表明し株式市場も急落する展開に。現時点で制裁関税が課せられていない中国製品3000億ドル相当に対して、9/1から10%の関税を課すとツイッターに投稿。制裁関税第4弾が実際に発動された場合には、米国が輸入しているほぼ全ての中国製品に関税が課せられる事になり、米中貿易戦争は一段と激しさを増す事になります。米国市場では当然ながら中国での売上比率の大きい銘柄が中心に売られNYダウの下げを牽引する格好に。前日にはFRBの利下げスタンスへの失望から大きく下落した米国株も、一旦は反発の動きを見せていましたが、中国への制裁関税第4弾発動表明によって再度悲観売りが強まる展開に。加えて一旦は米利下げも打ち止めと言うムードが強まりましたが、その後の中国への制裁関税第4弾発動を受けて、FRBも連続利下げやむなしと言う見方が強まり円相場が急伸、8/5には105円台後半まで円高が進みました。急激な円高進行に加えて米国株安、米中貿易戦争の一段の激化と言う状況を受けて、本日の日経平均も急落、リスク回避の売りが強まり大きく下落する展開になっています。しかしまだ正式に対中制裁関税第4弾が課せられると決まった訳ではなく、9/1が期限ですので、それまでに米中貿易協議に進展が有れば対中制裁関税第4弾発動も見送りとなる可能性は有ります。しかしながら米中対立激化に警戒が先行すると言うムードに変わりは無く、日米共に株式市場はもう暫くは軟調な展開になりそうな状況です。

 

先週末に発表された米7月雇用統計の結果は強過ぎず、弱過ぎずと言う内容で雇用者数の伸びは前月比で鈍化。米中貿易摩擦の激化も有り、米7月雇用統計の結果に関しては米株式市場ではFRBに対する利下げ期待を高める内容だと思います。それは大局的に見れば米国株の下支え要因になりますが、一方では米利下げ期待の高まりは円高圧力を強める事になりますので日本市場にとってはマイナスに作用する一面も有ります。米中貿易摩擦の一段の激化を受けて中国の人民元にも売り圧力が強まっており、人民元の急落が中国からの資本逃避を加速される懸念を強め、安全通貨とされている円が買われている、その様な一面も円高を強めている背景です。中国では先週末から共産党の長老と現政権執行部が諸問題を協議する北戴河会議が始まっており、北戴河会議終了後には中国から何らかの動きが出て来ると思います。米国に対して一定の譲歩をするのか?又は国内経済を犠牲にしても徹底的に対抗する道を選ぶのか?常識的に考えれば小出しに譲歩を進めながら長期戦を意識して対応して行くと言う事になると思いますが、中国にとっては国内経済の発展こそが国民に対して共産党の独裁を納得させている唯一の拠り所です。その国内経済が急速に悪化すれば、中国の現政権への不満が一気に爆発しかねない、その様な最悪の事態にもなりかねません。対中制裁関税第4弾が発動された場合、製造業の国外への脱出が加速的に増加し、人民元は急落、中国の国内経済の状況は一気に悪化すると思います。中国としてはその様な状況は受け入れられず、対中制裁関税第4弾の発動期限となる9/1までには何か大きな譲歩が示される可能性が高いと思います。株式市場も短期的にはもう一段の下落は想定して対応する必要が有りますが、ざっくりと言えば「一旦は下、しかし悲観売りが一巡すれば9/1に向けては反発局面となる」、その様な展開を想定して対応するのが現実的だと思います。トランプ政権が続く限りは有る程度の株価乱高下は想定内の事です、しかし米中共に自国の経済を悪化させられない事情が有ります、そう言う意味では一時的な悲観の強まりも弱気にならず、先を見据えれば安値買いのチャンス、そう考えた対応で良いと思います。

 

 

 

 

本日の買い推奨銘柄

2 卸売業 7587 PALTEK 8/5終値509

 

買いゾーン①490円台②460円台③430円台 

利食い目処 900円前後 損切り350円割れ

 

同社は独立系の半導体商社ですが、次世代通信規格5Gで需要喚起が見込まれる通信機器向けFPGAを取り扱っており、5/23には同社子会社のエクスプローラが、総務省の5G総合実証試験に参加し、5Gを用いた高速移動体環境で4K映像伝達に成功した事を発表。加えてAIパッケージを開発・展開しているハカルスと協業でエッジ学習を可能とするFPGA向けAIソリューションを共同開発、機械学習による画像検査サービス企業と提携してAI導入支援に取り組むなどAI関連の一面も持ちます。2019年12月期業績見通しは減収減益見通しながら5GやAI関連の材料性を考えれば、足元の業績よりも成長性重視で買われる銘柄、同社1株純資産860円を考えれば現在の株価水準には割安感も有り、株価水準も直近2年間の安値水準に有ります。再度悲観ムードが強まっている株式市場ですので安値拾いを考えるには絶好の相場環境です、ざっくりと言えば500円~400円のゾーンを少しずつ安値が有れば買い下がると言う買い方が理想的、そして先々の吹き上げを待ちたいと思います。

 

7587 PALTEK 月足チャート

PALTEK月足MS

 

 

 

 

 

【現在保有中の銘柄に関するアフターフォロー・コメント】

今回は特に無し
  • 何もコメントが無ければ保有している銘柄は現状維持(保有継続)の方針とお考え下さい。

 

 

※次回の提供日は8/15(木)です。

 

 

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