リアルタイムサービス(7月11日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は110円高の21643円で終了。注目されたパウエルFRB議長の議会証言は利下げを示唆すると言う結果になり日米株式市場共に好感する展開に。

唯一の懸念は米利下げによって円高が進む事、今日も円相場は108円付近まで円高が進み、一時は107円台に突入。

今後主要企業の四半期決算の発表が本格化しますので、それを考えると円高進行は大局的に見れば日経平均の上値を抑える要因になって来ます。

しかし更に一段と円高が進むとは限りません、今日はパウエルFRB議長が利下げを示唆した直後ですので多少円高が進むのも致し方有りません。

問題はこの先であり、一旦米利下げを織り込んだ後、更に円を買い進むだけの材料が有るかどうか?

簡潔に言えば米国が利下げをしてもゼロ金利の日本と比べればまだ金利は有ると言う状態ですので、依然ドルを持っている方が有利と言う状況が続きます。

更に言えば日本企業の現地生産が進んだ結果貿易黒字もさほど大きな額では無くなっており、実需の円買いニーズはさほど大きくは有りません。

日本の国内資金の海外への投資も多く、特にGPIFや投資信託などの海外投資の額も年々増加しており、これら海外へ出て行く円資金は円安要因となります。

ここ数年間は円相場の変動率も低下しており、ざっくりと言えば円相場は昔ほど大きく動かなくなっていると言うのが現実です。

その背景には資金の流れが大きく変わった事が有り、想定外の出来事が起きない限りは過度に円高が進むと言う事も無いと思います。

又、緩やかに円高が進む分には日本企業も対策が出来ますので業績への悪影響も限定的です。

更に言えば円高が進めば利益が増えると言う企業も多く有ります、原材料などを海外から輸入しているような企業にとっては円高はメリットになりますので、円高は全てにおいて悪との見方は今は昔の話です。

米国だけでなく、欧州や多くの新興国でも既に金融政策は利下げムードになっています、米国が利下げをすれば中国も利下げを実施すると見られており、世界的な金融緩和環境は世界経済への追い風です。

その様な環境においては、輸出関連企業にとっては円高が多少マイナスにはなりますが、世界経済が金融緩和によって拡大するなら販売数量は増加して円高のマイナスをカバーします。

又内需関連の企業にとっては円高メリットが発生し、食料品などの価格低下を通じて個人消費にも追い風になって来ます。

株式投資においても内需系の中小型株を物色する動きが強まるなど、多少の円高は個別物色に関しても追い風になります。

円高を悪とは考え過ぎず、引き続き銘柄重視で対応して行けばおのずと結果は付いて来ます。

明日も保有銘柄の上昇を待ちつつ、チャンスが有れば随時買い出動を考えて行きたいと思います。

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