週トレ短期売買(6月26日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

6/26(水)日経平均株価は▼107円の21086円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく下落。早期大幅な利下げ期待の後退と経済指標の悪化が嫌気され株式市場も売りが優勢の展開に。パウエルFRB議長が講演で、貿易摩擦などの不確実性に対応して利下げが必要か精査していると利下げに対して慎重な発言。更に政治からの独立を強く主張し、利下げ圧力を強めるトランプ大統領に正面から反発するなどFRBの独立性も強調。加えてセントルイス連銀のブラード総裁もテレビのインタビューで0,5%の利下げはやり過ぎだと発言。株式市場では7月に0,5%の利下げと言うのが期待先行で織り込まれており、昨夜の両氏の発言は市場の行き過ぎた期待を冷ますと言う感じで、株式市場も売りで反応。パウエルFRB議長の発言から見れば利下げはまだ決まっていない、ブラード総裁発言では利下げが有っても0,25%が妥当と言う意味であり、共に市場の期待を下回るものですので、株式市場が売りで反応するのは妥当な動き。発表された6月米消費者信頼感指数は前月比で悪化し市場予想も下回る結果に、5月の新築住宅販売件数も市場予想は増加でしたが結果は市場予想に反して減少。経済指標の悪化も行き過ぎた利下げ期待を打ち消すFRB要人発言が有る中では利下げ期待を高めると言う結果にはならず。今週末の米中首脳会談に関しても、貿易協議の再開が目的との見方が強まっており、貿易協議合意への期待は急速に低下しています。本日の日経平均も米国株安の流れを引き継ぎ売り先行の展開で株価は続落。しかし昨日は一時106円台まで上昇した円相場も今日は107円台半ばまで回復、日経平均は続落となりましたが、円安が進んだ分だけ下げ幅も限定的に。引き続き難しい対応が求められる投資環境が続いていますが、ざっくりと言えば全体よりも個を重視、引き続きその様な発想で対応して行くならさほど神経質になる必要はないと思います。週末の米中首脳会談の結果を見極めるまでは日々出て来る材料次第で上下に振れると言う展開が続きますが、米中首脳会談を通過すればイベント通過であく抜け感は出て来ます。貿易協議が前進すれば素直に買い材料になりますが、今後も定期的に協議を続けると言う結果でも株式市場は好感しそうなムードは有ります。交渉決裂、米国が中国製品全てに関税を課すと言う最悪の結果が回避されれば、それはそれで安心感に繋がるのではないかと思います。米中首脳会談の結果に関しては予測は難しいと言う状況に変りは無いものの、良ければ株価も上昇、悪くても政策発動期待が高まると言う事を考えれば過度に警戒する必要も無いと思います。

 

 

【当面の相場展望】

週末の米中首脳会談の結果が注目されますが、株式市場ではさほど期待が高まっていませんので、合意に至らずとも決裂でなければさほど悪影響も無いのではないかと思います。米中首脳会談通過後、暫く経過してから全ての中国製品に関税を課すと言う動きが有るかどうか?それが当面大きなポイントになりそうです。

 

 

【明日の見通し】

明日も基本的には米国株動向と円相場次第ですが、米中首脳会談を控えてポジション調整の売買が中心になり易い局面。物色は個別物色が引き続き中心になると思います。

 

 

【投資アドバイス】

パウエルFRB議長の講演での発言が、過度な利下げ期待を後退させる内容だった事から昨夜の米国株が下落。本日の日経平均も米国株下落の流れを引き継ぎ、売り先行の展開で株価も続落。しかし米利下げ期待の後退で円安が進み円相場は107円台半ばまで円安に、半導体関連株への買い戻しも有って、米利下げ期待の後退も日経平均への悪影響は限定的。

週末に米中首脳会談を控えて積極的に買って来る投資はおらず、本質的にはポジション調整の売りが中心と言う感じです。日々出て来る材料次第で上下に振れますが、それも短期筋の先物売買の影響であり、先を見据えた投資をするには米中首脳会談の結果確認が不可欠。ざっくりと言えば先を見据えた投資は今は様子見、日々の上げ下げの値幅を取ると言う売買は短期筋が主役と言う感じです。米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが中国ファーウェイへの製品出荷を一部再開したとの報道を受けて、昨夜の米国市場でも本日の日本市場でも半導体関連株に買戻しが強まりました。しかしこれは、現在実行されているファーウェイへの制裁に関係の無いごく一部の製品の出荷であり、米国のファーウェイへの規制が解除された訳では有りません。ざっくりと言えば日米半導体関連銘柄への買い戻しの動きも一過性のものです、持続性は期待出来ません。米中情勢やイラン情勢、英国のEU離脱など、諸々懸念材料がある相場状況ですが、その様な要因を踏まえつつテクニカル面から当面の日経平均の値動きを予測した場合、21500円~20500円が想定される価格変動レンジです。日足チャート上では5/7のマド埋めが21875円、6/4のマド埋めが20464円になりますので多少上下に行き過ぎが有ればこの価格付近が上下の目処なると思います。

この先大きな情勢の変化が無い限り、21500円~20500円のゾーンの中で上げ下げを繰り返しながらそれぞれの状況の推移を織り込んで行くと言う感じになると思います。まずは米中首脳会談ですが、今週末の会談では合意に至る可能性は限りなく少ないと思います。

しかしながら決裂する事も無く、継続して協議を続けると言う事になり、一部の議案では合意に至るかもしれません。簡潔に言えば、合意出来る所は合意するものの、米中が対立している分野ではまだ時間が掛かる、そこは継続して協議を続けると言う事になる可能性が高いと思います。このような結果になった時の株式市場の反応は、ほぼ想定内ですので特に大きな反応はないと思います。引き続き今と同じような状況が続きますので株式市場も今と同じような展開が続くと考えるのが妥当です。イラン情勢に関しても戦争になれば株価も下落しますが現時点ではその可能性は少ないと思います。緊迫した状況が暫くは続くと言う意味では、株式市場の反応も米中首脳会談と同じ。英国情勢に関してはまだ先の話ですので当面は材料にはならず、余程想定外の展開が無い限りは、株式市場もボックス相場が続く、そして物色の中心は個別物色、その様な展開が当面続きそうな感じです。

 

 

 

 

 

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