リアルタイムサービス(6月18日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は151円安の20972円で終了。今日は前場の10時半頃までは前日終値を挟んでもみ合う展開が続いていましたが、その後円高が進んだ事から日経平均も次第に下げ幅を広げる展開に。

昨夜米国ではロス商務長官が大阪G20での米中合意に懐疑的な見方を示し、米中合意への期待が後退した事は売り材料に。

今夜から始まる米FOMCも次回のFOMCに向けて利下げの地ならしが行われると見方が強く円高要因に。

緊張が続くイラン情勢や、中国の習近平国家主席が今週末に北朝鮮を訪問すると言う展開も核廃棄を巡る動きに不透明感を強める要因。

米中貿易戦争の長期化懸念、米利下げ気運の高まりは円高圧力を強めます、日本にとっては世界経済の減速懸念と円高懸念がダブルで直撃する状況は企業業績への懸念を強める事になります。

当然大型の主力銘柄には売り圧力が強まり、それは自ずと日経平均を押し下げる事に繋がりますが、しかし内需系の中小型株に関しては、主力銘柄に比べれば悪影響は限定的です。

今夜から米国ではFOMCが始まり、明日からは日銀金融政策決定会合が始まります。

どちらも今後緩和的な金融政策を推し進めると言う方針が示されると思いますが、これまで金利を引き上げて来た米国の方が利下げ余地が大きく、中長期的に見ればドル安円高圧力が強まり易い状況です。

米利下げ気運の高まりは米国株には株価下支え要因にはなりますが、日本にとっては円高懸念を高め、株価の上値を抑える要因になります。

簡潔に言えば米利下げも日本株への好影響は一時的なもの、それ以上に円相場の動向が日経平均の値動きを左右します。

円高株安と言うイメージが強い日本市場ですが、しかし現実には海外での現地生産が進み、為替管理が徹底され、多くの主力銘柄では思われているほどには円高も業績に与える悪影響は大きく有りません。

当然個々の企業によっての差は有りますが、円高がマイナスになる企業も有れば逆に円高がプラスになる企業も多く有ります。

更に言えば、内需企業にとっては原材料などの輸入価格が安くなり、消費者にとっても物価が安くなると言うメリットも有ります。

特に今年の10月には消費税が10%に引き上げられますので、国内消費に限れば円高が進む方が財布には有り難いと言う一面も有ります。

株式市場においても、円高は全て悪という見方をするのではなく、個々の銘柄の事業を精査し、円高メリットの有る銘柄やメリットは無くとも害は無いと言う銘柄に関しては、連動して下げるような場面では安値買いを狙いその後の反発を待つと言う対応が利益に繋がります。

多少不安定な値動きでも、個々の銘柄の本質を見極めて対応して行けば弱気になる事は有りません。

又、時間を味方に付けると言う発想を持って対応するなら一時的な軟調相場も気にする事は有りません。

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