出世株発掘ドリーム・レポート(2019年6月14日推奨 )

船イラスト

日経平均株価6/14終値21,116円

日経平均0614

 

 

 

【株式市場の現状分析と当面の投資スタンス】

米中貿易摩擦長期化懸念を背景に軟調な展開が続いていた株式市場ですが、6/7に発表された米5月雇用統計が市場予想を大きく下回る結果となり、FRBが早期に利下げを実施するとの見方が強まり株式市場も上昇。簡潔に言えば、雇用統計が悪化した事で米景気の先行きへの懸念が台頭、FRBが利下げに動いて景気を下支えすると言う政策期待を背景に株式市場も買いが強まる展開に。加えて米国とメキシコとの不法移民を巡る協議でも合意に達し、追加関税の発動が回避された事も株式市場への追い風です。

 

日経平均も6/4には20289円まで下げ幅を広げていましたがその後は反発に転じて6/12には一時21259円まで上昇、その後は米利下げへの期待も一旦材料出尽くしで日経平均も膠着した展開に。この先上下どちらに振れるのか?新たな手掛かり材料を待つと言う状況です。現在株式市場に存在する懸念材料としては、米中情勢、イラン情勢、英国のEU離脱に向けての動向、米中景気減速懸念、参議院選挙など目白押しです。一方期待材料としては米利下げへの期待、中国景気対策発動への期待と言ったやや受身的な株価下支え要因だけです。日銀のETF買い、GPIFなど年金資金の買い、企業の自社株買いなど、需給面においては大きく下げれば買いが入ると思われるものの、これらの買いも上値を買い上がる買いではなく、安値が有れば買うと言う潜在的な受身的な買い需要です。

 

これらの背景を総合的に考えれば、上値重く下値もそこそこ底堅いと言う展開がもう暫くは続きそうな感じです。当面は月末に米中首脳会談が有るのかどうか?それが明らかになるまでは膠着した展開が続くと思います。そして米中首脳会談の有無が明らかになった後は結果によって上下に振れる、その先は貿易協議合意の有無によって上下が決まる、その様な2段階の反応になるとの見方が妥当です。現時点の対応としては強気にならず弱気にもならず、中立的な立ち位置で今後の状況に応じて柔軟に対応して行く、その様なスタンスでいれば特に問題は無いと思います。投資スタンスも全体よりも個を重視、銘柄重視で対応して行く投資環境が当面続きます。

 

米利下げ期待や中国の景気支援策も一旦材料出尽くしと言う感じですが、どちらも基本的には景気の悪化を緩和する為の対策ですので株価上昇も長続きはしません。やはり本質的には米中貿易協議が合意に達する事が株式市場の本格反騰には欠かせません。その米中情勢も、今月末の大阪G20において米中首脳会談が行われるのかどうか?現状を見る限りギリギリまでどうなるのか?解らないような展開が続きそうです。表には出ていませんが、水面下では米中協議が行われ、米中首脳会談開催に向けての努力が行われていると思いますが、首脳会談をする限りは貿易協議が合意に至る事が前提条件だと思います。

 

首脳会談が行われなければ米国は全ての中国製品に関税を課す事になり、そうなれば中国経済の一段の悪化は避けられません。今のところ中国は強気の発言を繰り返してはいますが、中国内に有る多くの製造業が中国から脱出して製造拠点を海外に移せば、景気急減速、失業者増大、資本逃避加速、暴動が発生するかも知れず、中国内は大混乱に陥ります。香港での大規模なデモが連日のように報道されていますが、経済状況の悪化は中国内においても習近平政権への不満が爆発すると言う事に繋がりかねません。現実的には中国に進出している外資系企業が有ってこその中国経済の発展です、その流れが逆流すれば中国共産党政権の崩壊にも繋がりかねません。そう考えると今月末には米中首脳会談は行われる、そして米中お互いにある程度は譲歩して貿易協議は一旦合意に至る、その可能性はそこそこ有ると思います。確実に有ると言えない理由は、米国に対して全面降伏、不平等条約的なイメージが付くと中国内での政治的反発が強まります。有る意味では進むも地獄、退くも地獄、今の習近平政権はその様な状況に有ると思います。中国内での政治的な一面を考えた場合、もう暫くは米国の圧力に耐え忍び、合意に至る時期ももう少し先に伸びると言う可能性は有ると思います。しかしそのケースにおいても最終的には貿易協議は合意すると言う結果は変らないと思います。 もう暫くは難しい対応が求められる投資環境が続きますが、それでも個を重視した対応なら弱気になる必要は無いと思います。

 

 

 

 

本日の買い推奨銘柄

JQ 卸売業 7624 NaITO 6/14 終値211

 

買いゾーン①時価 ②190円前後 

利食い目処400円接近 損切り150円割れ

 

同社は機械工具の専門商社で、切削工具に強みを持ち、計測を第2に柱に育成中。業績は主力の切削工具が好調で2019年2月期決算は大幅増収増益で着地、純利益は過去最高益更新となりました。2020年2月期業績見通しも増収増益見通しで連続で過去最高益を更新する見通し、親会社となる岡谷鋼機の販売網を生かし、一段と収益拡大を目指す中期計画も掲げています。テクニカル面においても、2018年1月に435円まで上昇した後の下降トレンドの流れも既に一巡、昨年の7月以降は200円を挟んでのもみ合いが続き底値固めの動きもほぼ一巡、割安に放置されている好業績銘柄への見直し買いの動きも出ており、同社株にも見直し買いの動きが期待出来る状況です。テクニカル的には200円~190円のゾーンが目先の下値支持帯になりますので、まずは時価近辺の210円付近で買い出動、仮に安値が有れば190円前後で買い増しを待ち伏せしたいと思います。当面は300円付近が上値目処になりますが、300円付近を上に抜ければ400円付近への上昇が期待出来ます。好業績、過去最高益更新、一段の利益成長に期待し中長期スタンスで400円付近での利食いを目指したいと思います。但し150円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。

 

7624 NaITO 月足チャート

NaITO月足MS

 

 

 

 

【現在保有中の銘柄に関するアフターフォロー・コメント】

今回は特に無し
  • 何もコメントが無ければ保有している銘柄は現状維持(保有継続)の方針とお考え下さい。

 

※次回の提供日は6/25(火)です。

 

 

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