リアルタイムサービス(6月5日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は367円高の20776円で終了。パウエルFRB議長の発言が利下げを示唆したと受け止められ、中国の商務省発言が貿易協議再開への期待を高めて昨夜の米国株が大きく上昇。

本日の日経平均も米国株高を好感して買戻しが先行する展開で大きく上昇、まずは第1関門と言える5日移動平均線を上回って終了。

しかしテクニカル面から見ると依然下降トレンドに支配されている状況に変わりは無く、今日の反発も買い手掛かり材料が出た事で一旦リバウンドに転じるキッカケになったと言う感じ。

株式市場を取り巻く状況に特に変化も無く、米利下げ期待が高まれば高まるほど円高圧力は強まると言う事になりますので、米利下げ期待の高まりによる株価上昇は円高懸念を考えると日経平均には一時的な効果しかないと思います。

米中貿易摩擦激化による実需の減少、円高による利益の目減り、10月には消費税の引き上げも待っており、現状では日経平均が底打ちとなる要素は有りません。

今後の円相場の動向次第では日本企業の業績下方修正懸念が高まります、円相場の想定レートとしては1ドル108円~110円程度の企業が多く、107円台でも業績には悪影響。

この先一段と円高が進むと多くの日本企業で業績下方修正懸念が高まり、それは日経平均の一段安へと繋がって行きます。

足元の円高基調が一時的なら問題は有りませんが、米利下げを視野に入れた円高だと少し長引く可能性も有ります。

円高が進む環境での日経平均の上昇は持続性は余り期待出来ません。個々の銘柄に関しては円高がプラスになる企業も有りますので、ずべての企業にとってマイナスと言う事にはなりませんが、日経平均にとってはやはり円高はマイナスです。

日経平均が下げれば全体のムードも悪化する、そう言う意味では円高に関係がない銘柄にとっても悪影響はゼロでは有りません。

今日は大きく反発した日経平均ですが、明日がどうなるかは今夜の米国株動向と円相場次第。

加えてどのような材料が出て来るのか?トランプ発言は有るのか?依然日々の値動きは不安定で日々出て来る材料次第です。

今月末のG20首脳会議においての米中首脳会談開催への期待も日々低下しており、米中対立も長期化すると見る市場関係者も増えています。

米中情勢に関しては首脳会談の気運が高まるとすれば、今後発表される米中の経済指標が急激に悪化し、株式市場が急落するような展開になった時だと思います。

経済指標や株式市場に特段問題が無い限りは米中対立は続く、現時点ではその様な可能性が高く、米中対立長期化も視野に入れて対応して行く必要が有ります。

しかしながら米中対立長期化も過度に悲観する事は有りません、今も対立は激化している状況であり、もう一段の悪化も株式市場は既に織り込み済み。

又、経済が変調をきたせば政策発動が有ります、もう暫くは慎重な対応が必要な投資環境が続きますが、引き続き行き過ぎた安値が有れば突っ込み買いを狙うと言うスタンスで対応して行けば特に問題は有りません。

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