リアルタイムサービス(5月28日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は89円高の21272円で前場を終了。昨夜の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場でした。本日の日本市場も手掛かり材料不足で膠着した展開が想定されましたが、東京エレクトロンが4年ぶりとなる自社株買いを実施すると発表。

東京エレクトロンは日経平均への寄与度も高く、今日の日経平均の上昇も東京エレクトロン効果と言う感じの展開です。

加えてルノーとFCAの経営統合報道を受けて自動車業界再編への期待から昨夜の欧州株が上昇、本日の日本市場でも自動車株が上昇し、日経平均には追い風に。

しかし米国市場休場の中で日本市場単独で上昇出来るほど相場環境が良い訳では無く、買い一巡後は戻り売りに押されて上げ幅を縮小。

日々出て来る材料次第で上下に振れると言う状況に変わりは無く、大局的に見た場合にはボックス相場的な値動きと言う状況に特に変化は有りません。

株式市場の最大の関心事はやはり米中貿易協議の行方です、6月末に予定されている米中首脳会談までは大きな進展は期待出来ませんので、当面は引き続き一進一退的な値動きが続くと思います。

米中貿易摩擦の激化を受けて、中国人民元の相場が下落基調に有り、資金逃避の動きと見る向きも有りますが、追加関税の負担軽減を狙った通貨安政策との見方も有ります。

トランプ政権では、通貨を安く誘導した場合には追加関税を追加するとも述べており、人民元安が行き過ぎた場合には、現在課せられている追加関税に新たに数%追加される懸念が有ります。

人為的な通貨安で有るか?需給による結果で有るか?に関わらず、通貨安と言う現実だけで追加関税を上乗せしかねないのがトランプ大統領です。

ざっくりと言えば、今後の人民元相場の行方次第では更に米中対立が激化しかねない、その様な懸念が高まっています。

今は米中情勢による株式市場への影響も一旦小休止と言う感じですが、人民元相場の行方からも目が離せず、貿易戦争から通貨戦争へと対立が激化する懸念には、引き続き注意が必要です。

テクニカル面から日経平均の現状を見ると、直近の安値が5/14の20751円で直近の高値が5/20の21430円です。

テクニカル的にはこの上下の価格が当面のボックス相場の上下限であり、ざっくりと言えば当面想定される価格変動レンジは20700円~21500となります。

このゾーンの範囲内で動いている間は単に日々上下に振れているだけで意味の有る値動きでは有りません。

米中情勢、英国情勢、米イラン情勢など冷静に世界情勢を見渡してみれば警戒を要する要因が目白押しです。

過度な悲観は不要ですが楽観も禁物、引き続き慎重な対応が必要とされる相場環境に変わりは有りません。

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