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出島テクニカルワールド(4月4日推奨銘柄 )
- 2019/4/4
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↑(週足)
↑(日足)
【全体相場解説と投資判断】
4/4(木)日経平均株価は△11円の21724円で終了。昨夜の米国株上昇と米中貿易協議合意への期待から日経平均も10時55分には21787円まで上げ幅を拡大。しかし買い一巡後は機関投資家などの期初の益出しの売りに押されて上げ幅を縮小。週末の5日には米3月雇用統計の発表も控えていますので、一段の上値を買い上がるには慎重、世界景気回復期待の買いと期初の益出しの売りがぶつかると言う展開です。相場の地合いは一段と改善していますが、チャート上ではまだボックス相場が続いていると言う状況、もう暫くは上げ下げを繰り返すボックス相場的な値動きを想定し、過度に強気に傾き過ぎず、投資スタンスも銘柄重視でテーマ性の強い銘柄を中心に安値買いを狙うと言う投資スタンスが最善だと思います。
【銘柄情報】【本日終値554円】
(東1)双信電機(6938) 電気機器 100株
同社はノイズ除去フィルターが主力の電子部品メーカーで半導体製造装置や工作機械など産業機器向けのほか情報通信機器向けで高い商品競争力を有しています。同社が手掛けている積層誘電体フィルターは、5Gの屋外基地局や小規模基地局などで使われる為同社株の株式市場での位置付けは5G関連銘柄。2017年10月には1267円まで急騰した同社株ですが、その後は下落基調が続き昨年の12月には一時269円まで下落。しかし今年に入ってからは株価も上昇基調に転じテクニカル面では既に上昇トレンドに転換。5日には米国、韓国企業が5Gサービスを開始し、日本でも来週の10日に第1弾となる5G周波数の割り当てを行う予定です。業績面においては低迷中の同社ですが、5Gの普及拡大で収益拡大が期待出来、同社1株純資産は670円、5G関連銘柄物色の動きが再度強まる前に先回り買いを実行したいと思います。テクニカル的には540円~500円のゾーンが下値支持帯になりますのでまずは540円台で買いを狙い、仮に一段の安値が有れば500円台で買い増しを狙いたいと思います。当面は700円付近が上値目処になりますので利食い目処は700円接近時、但し450円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。来週10日に予定されている第1弾の5G周波数の割り当てと言うイベントを見据えて先回り買いを狙いたいと思います。
【リスク覚悟でリターンを狙う場合】・第1買いポイントでエントリー
【慎重な投資スタンスを取る場合】・第2買いポイントでエントリー
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ノイズ除去フィルター主力の電子部品中堅。産業機器用が主体。情報通信関連も。ノイズフィルターは機械装置用急減。積層誘電体フィルターも減。厚膜印刷基板は先行費用。一転営業減益。20年3月期はノイズフィルター回復。だが積層誘電体フィルター振るわず。高温・高湿下で高信頼性のアルミナ厚膜印刷基板が車載向けに拡大。EV急速充電器用ノイズフィルターも開発。 |