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リアルタイムサービス(4月2日後場情報)
- 2019/4/2
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日経平均株価は3円安の21505円で終了。米中の経済指標改善を好感して昨夜の米国株が大きく上昇、円安も進み本日の日経平均も買い先行で始まり寄り付き直後には21744円まで上げ幅を拡大。
しかし直近上昇が続いていますので買い一巡後は目先の利食いが強まり次第に上げ幅を縮めて終って見れば小幅安。
機関投資家などの期初の益出しの売りなども有り上値を抑えられる展開になりましたが、米中経済指標に改善が見られた事は株式市場に取っては大きな安心感に繋がります。
今日の上げ幅縮小もさほど気にする必要は無く、世界経済減速懸念が一旦払拭された事は投資家心理への好影響も大きく、短期的な過熱感を冷ます為に適度に調整を進めた後は日経平均も21900円台に位置している200日移動平均線にチャレンジする展開になると思います。
米中経済指標の好転を受けて、米中貿易戦争の悪影響も一巡したとのムードが高まっており、この先米中貿易協議合意への期待が高まれば、世界経済が再度拡大局面を迎えるとのムードが高まります。
現時点ではまだ米中貿易協議の結果次第と言う一面は有りますが、昨年の12月以降で見れば最も先行きへの期待が高まっている状況だと思います。
需給面においては当面は機関投資家などの期初の益出しの売りを吸収する場面になりますので上値の重さはもう暫く続きそうですが、一方では世界経済回復への期待から安値では押し目買いが入りやすくなりますので下値も底堅くなると思います。
ざっくりと言えば世界経済の回復を期待した買いが入るものの、株価上昇局面では機関投資家などの期初の益出しが上値を抑える、その様な感じになると思います。
しかしながら機関投資家などが期初の益出しの売りで回収した資金は押し目買い待機資金になりますので安値買いで株価を下支えする資金になります。
売り切ってもう株は買わないと言う事では有りませんので、機関投資家などの期初の益出しの売りも期間限定の売りです。
そして利食いをして回収した資金は再度株式市場に戻って来る、そう考えれば株式市場への影響は中立です、期初の益出しの売りも過度に気にする必要は無いと思います。
4月相場はまだ始まったばかりですが、この先徐々に国内企業の2019年3月期決算発表と2020年3月期の業績見通しに多くの投資家の関心も強まって来ます。
日本企業は期初の業績見通しには慎重な数字を、控えめな業績見通しを発表する傾向が強く、その後中間決算で上方修正、さらには第3四半期で上方修正をすると言う傾向が有ります。
そう言う意味では、最初に発表される2020年3月期業績見通しは多少悪くともさほど気にする必要は無いと思います。
仮に期初の段階から増益見通しが多く出て来るようなら株式市場も好感買いの動きが強まります。
米中経済指標の改善や円安進行は日本企業の業績見通しにも期待を高める要因です。米中経済指標の改善によって株式市場を取り巻くムードは一段と良くなっています。
明日以降も引き続き保有銘柄の上昇を待ちつつ、買い出動のチャンスを見極めて行くと言うスタンスで良いと思います。