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リアルタイムサービス(4月1日前場情報)
- 2019/4/1
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日経平均株価は473円高の21679円で前場を終了。先週末の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく上昇。中国で開かれていた閣僚級の米中貿易協議が順調に進展しているとの見方から株式市場も好感買いが強まると言う展開に。
ムニューシン米財務長官が北京での交渉は建設的に終ったとツイッターに投稿、今週ワシントンで継続される協議にも楽観的な見通しを示し、中国関連銘柄を中心に買いが強まり米株式市場も上昇。
31日には中国国家統計局が3月の製造業PMIを発表しましたが、5ヶ月ぶりに好不況の節目となる50を上回り、中国が打ち出した景気対策が効果を上げ始めたとの見方も本日の日本市場の買い材料になっています。
新年度相場が始まった本日の日本市場ですが、米国株の上昇、中国経済指標の改善、円安進行など買い材料が相次ぎ日経平均も大きく上昇。
加えて今日は新元号の発表を控えていますので御祝儀買いの動きも入っている感じがします。
又、寄り付き前に発表された3月調査の日銀短観で大企業製造業の業況判断が悪化しましたが、悪化自体は想定内の事で特に悪材料視する動きは有りません。
逆に業況判断の悪化によって政策期待が高まると言うムードも有り、悪材料の出現も政策発動と言う好材料に繋がるとの見方から買い材料になっていると言う感じです。
一方英国情勢は依然迷走状態に変わりは無く、現状では合意無きEUからの離脱が警戒される状況では有りますが、有る意味では生みの苦しみのようなものだと思います。
合意無き離脱による英国経済への悪影響は大きく、このまま合意無き離脱へと突き進む可能性は少ないと思います。
ギリギリまで議論をした上で、最終的には再度国民投票を実施するか?又は総選挙を実施するか?と言う事になり、これを理由にEUからの離脱を長期延期してもらい、最終的には合意の上での離脱、又はEU残留のどちらかになるのではないかと見ています。
もう暫くは英国情勢も混乱が続くと思いますが、必要以上に悲観的になる事は無いと思います。
今日は日経平均も大きく上昇していますが、今日の上昇に関してはやや楽観的と言う感じもします。
新元号への御祝儀買いがかなり入っていると考えた方が無難です、日経平均に関しては引き続き上げ下げを繰り返しながらボックス相場的な値動きが続く、その様な想定で対応して行く方が賢明だと思います。
しかし銘柄重視の個別対応と言う発想では弱気になる事は無く、全体動向よりも個を重視、今後はテーマ性の強い銘柄などを物色する動きが強まって行くと思います。
4月からは改元、働き方改革、出入国管理法改正、デジタル教科書、自治体などのIT化推進、5G、AI、IoTなど、新年度入りから実施される各種政策に関連するテーマ株物色が強まる可能性が有ります。
投資スタンスも日経平均の値動きは余り気にしないで銘柄重視、日々の上げ下げは有りますが、引き続き保有銘柄の吹き上げを待ちつつ、チャンスを見極めて順次買い出動も考えて行きたいと思います。