リアルタイムサービス(1月10日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は285円安の20141円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に上昇して4日続伸、米中通商協議への期待とFRBの金融政策見直しへの期待が引き続き買い安心感に繋がっていると言う状況。

FRBが午後に公表した12月FOMCの議事要旨では、利上げに慎重な考えを持つ理事が多数派だった事が明らかになり、利上げ打ち止めへの期待が一段と高まった事も米株式市場には追い風に。

しかし12月FOMCの議事要旨の発表を受けて為替市場ではドルが主要通貨に対して全面安の展開になり円相場は円高が進み107円台に突入。

米利上げの打ち止め期待の高まりも、米株式市場には追い風になるものの、日本株にとっては円高要因となって株価にはマイナス、本日の日本市場も円高を嫌気して日経平均は急反落の展開です。

昨年末から続いたFRBの金融政策変更を催促する催促相場の動きはFRBの政策変更表明を受けて一旦収束したものの、その結果生まれたのが円高懸念です。

今後この円高懸念にいつ歯止めが掛かるのか?ざっくりと言えば円高懸念に歯止めが掛かるまでは日経平均も上値の重い展開が続きます。

日本がまだ正月休み中の1/3に一時104円台まで円高が進みましたが、この動きに関しては市場参加者が少ない中での仕掛け的な投機の動きで円高が進みましたので、この先円高が進んでも短期間でここまでの円高は心配する必要は無いと思います。

1/3に104円台まで円高が進んだのは特殊な例であり、その様な事は平時では有り得ません。

しかし日々少しずつ円高が進み数ヶ月先に104円台と言う可能性は十分に有り得ますので、ジリジリと少しずつ円高が進むと言う展開は一応警戒しておく方が賢明です。

日銀も打つ手は限られ、政府にしても出来る事は口先介入のみ、しかし日米貿易交渉を控えている状況では円高阻止の口先介入も出来ないと思います。

唯一の期待は企業による海外企業の大型M&Aです、円高が進めば海外企業に対するM&Aもやり易くなりますので、大型のM&Aなどが出て来ると円高の歯止めにはなります。

過去にもソフトバンクによるアームへのM&A、武田薬品工業によるシャイアーへのM&Aなど、大型のM&Aが円高から円安へと流れを変えさせた例が多々有ります。

世界の金融市場が不安定な状況ですので、国内機関投資家などによる海外への投資が増えると言う円安効果は余り期待は持てず、当面円高阻止を期待出来る動きとしては大型のM&Aだけと言うのが正直なところです。

しかし円高基調の動きが続いても、内需系企業にとっては直接的な悪影響は限定的、業種によっては円高が輸入する原材料のコストダウンにつながり、業績にプラスになると言う企業も有りますので、円高進行は全てが悪と言う事でも有りません。

この先円高基調が続くようなら、いずれ内需系銘柄への見直し買いの動きに繋がると思います、この先本格化する決算発表で、内需系企業が好決算を発表するような流れになれば、内需系銘柄への見直し買いを強めるきっかけになるかもしれません。

依然不安定な値動きが想定される株式市場ですが、今後本格化する四半期決算発表を待ち、保有銘柄の好決算発表を期待したいと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2019年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
ページ上部へ戻る