リアルタイムサービス(1月7日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は477円高の20038円で終了。12月雇用統計が良好な結果になった事で足元の米経済への安心感が高まり、パウエルFRB議長が金融政策に柔軟な姿勢を示した事から先週末の米国株が大きく上昇。

本日の日本市場も安心感から買戻しが先行する展開で日経平均も寄り付き直後には20266円まで上げ幅を広げる場面も有りましたが、買い戻し一巡後は戻り売りに押された上げ幅を縮小して終了。

FRBが金融政策の修正を示唆した事は大きな安心感には繋がりますが、米利上げが停止され、資産圧縮ペースが弱まる事は円高要因になって来ますので、日本にとっては円高・株安の展開への警戒も強まります。

ざっくりと言えば、米利上げの停止や資産圧縮のペース鈍化は、米国株や世界にとっては好材料になりますが、日本にとっては円高が進みかねない要因ですので、諸手を上げて喜ぶと言う事にはなり難いと言う事です。

又、今週以降日米共に主要企業の10-12月期決算発表が始まります、企業業績への注目が高まり易い局面になりますが、この時期に円高要因が浮上して来た事で、日本企業の業績下方修正懸念が高まりつつ有ると言う感じです。

もちろん円相場だけで企業業績が決まる訳ではなく、個々の企業の業績も良し悪しが有るのが当たり前です。

全ての企業を同列に見る事はやや偏った見方では有りますが、株式市場の反応としてはまだ円高は株安と言う根強い見方が有るのも事実です。

逆にその様な状況だからこそ、上方修正を発表した企業には買いが殺到すると思いますが、下方修正をした企業と同じ業種の企業などは、連想売りを浴び易いと言う一面も有ります。

今週の10日には、ファーストリテイリングと安川電機が四半期決算を発表します、どちらも株式市場への影響力がある企業ですので、どのような決算を発表するか?その後の株式市場の動向を左右するかもしれません。

今日から明日まで中国の北京で米中通商交渉の次官級の協議が行われますが、その結果にも注目が集まっています。

今日の段階では少し期待が先行していると言う感じですので、万が一期待が失望に変わると言う結果になった場合には株式市場も再度急落は避けられません。

期待以上に歩み寄りつつ有ると言う展開になれば株式市場も一段高が出来ますが、こちらも結果は蓋を明けるまでは何とも言えませんので現時点では結果を待つしか有りません。

株式市場の現状をさっくりと述べれば、昨年末からの波乱相場のまだ延長線上に有り、下げ過ぎ修正のリバウンドに入りかけた所、その様な状況だと思います。

この先出て来る材料次第で上下に大きく振れると言う展開もまだまだ有り得ると言う状況です。

簡潔に言えば株価が上昇して楽観せず、逆に株価が急落して悲観せず、もう暫くは上下に振れるのが当り前的な発想で対応して行く方が良いと思います。

しかしFRBが金融政策のスタンスの見直しを表明するなど状況には明るい兆しが出始めています。

後は米中情勢や企業決算など超えて行くハードルは幾つか有りますが、米国株を震源とした最悪期は通過したのではないかと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2019年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
ページ上部へ戻る