出島先物ワールド(6月30日推奨)

日経先物150630

寄り前情報
昨日の米国市場は大幅下落となりました。ドイツ等の欧州市場も大幅安です。これまで根拠の無い楽観論が支配していましたのでこれも仕方がないでしょう。ここで見ておくべきはギリシア問題で大幅安になった事よりも、今のマーケットが世界的に一方通行に動き易くなっているという事です。これは本来のマーケットの機能を無視したコンピュータによるプログラム売買が横行した結果です。以前からこの問題に関しては指摘していますが、善悪は別にしてこのような売買が今後も続けばマーケット自体が壊れる可能性があると思います。米国辺りはこの点に関しても先進国ですので手を打つところも出てきているようですがそれでも米国市場の劣化は止まっていませんし、日本市場においては問題点すら関係各位は意識していないと思います。今はギリシア一国の問題でもありパニックには陥っていませんが、金融問題は連鎖しますので要注意です。昨日の日本市場はギャップダウンして下落しました。日本市場だけを見れば次の変化日までは調整方向の作用が継続する可能性が高いと思います。そのような前提で本日も、基本的には売りを考えます。テクニカル的には20370円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いでしょう。マーケットメカニズムの観点からは直近のレジスタンス(20150円)が強いレジスタンスとして機能すると思いますが、逆に言えば恣意的な買い等でそれ以上を買ってくるようであれば売りも慎重にトレードした方が良いと思います。
買いは原則見送りで良いと思います。前述しましたように20150円以上を買ってくるようであれば恣意的な買い等が入っている可能性がありますが、やはり恣意的な買い等だけでは限界があります。次の変化日までは買いは考えない方が良いと思います。仮に今度19840円のサポートとの攻防となれば、一旦上値を試していますので維持できない可能性がありますので要注意です。前回の19800円台の攻防の時にも書きましたが、このサポートを割り込むようであれば更に千円程度の下落は十分に有り得ます。中途半端な値頃感での押し目買いには注意が必要です。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 19600~20370
売買ポイント 売ポイント 20320~20370  ロスカット 20400
買ポイント なし

大引け情報
本日は寄り付き前に懸念した通りの展開になりました。やはり日本市場は恣意的な買い等が強い影響力を持っているようです。それをメディア等が言うように日本市場の強さ、底堅さと考えるか、それともそれが日本市場の弱さと考えるかで全く違った見方になります。相場ですから絶対はありませんし、マーケットの見方に正解もありません。同じテクニカル指標を使っても売買の判断は人それぞれです。例えば高値から下落し25日移動平均線を僅かに割り込んだ場合、多少のオーバーシュートには目を瞑り押し目買いと考える人もいれば、僅かでも割り込んだのだから売りと考える人もいるでしょう。移動平均線を使った分析の場合、過去のデータを見ればどちらも有り得ます。割り込んだ事を騙しに反転した事もありますし、割り込んだ時点を境に下落に転じた事もあります。メディア等ではその時点で判断はせず、後になって振り返りその後の足取りを見てそこは買いだったとか、或いはそこから相場が反転したという解説をします。しかし後講釈であれば如何にも正解を導いているように見えるテクニカル分析も、トレードする立場の者には役に立ちません。マーケットの見方に正解はありませんが、二次元的な価格推移だけでは分からないマーケットの本質を見る方法はあります。それがマーケットメカニズムです。目先の動きは恣意的な買い等でも変わる事はありますが、マーケットのエネルギーの流れ自体を変える事は相当に難しいという事です。それを踏まえて今日の展開を見ていきます。
まず今日は寄り付き前にも書きましたが、20150円以上を買ってくるプレイヤーがいるかどうかがポイントでした。それが日銀かどうかは大した意味はありません。要は20150円以上を買ってくるようであればマーケットのエネルギーの流れに逆らってでも下げたくないという市場参加者がいるという事です。但し、そのような恣意的な買い等だけでは上昇圧力に乏しく上昇も自ずと限界があります。それを知ってか知らずかはともかく、20150円をレジスタンスにしないように寄り付き前に買いを入れCMEの引け値より110円も高い20160円で寄り付かせました。しかしそれだけでは20150円をサポートに出来ずに寄り付きから3分後には20150円を割り込みました。20120円まで下げたところでは恣意的な買い等で下げ渋り、その後は大口の買いも入り寄り付き直後の高値を抜き20200円まで上値を伸ばしました。しかしそれでも買いは広がらず恣意的な買い等が止まれば再度下落し、寄り付き後の安値を下回り20110円まで売られました。そこでも執拗な恣意的な買い等が入り下げ止まり、10時半過ぎにはそれまでの高値を抜き20230円まで上値を伸ばしました。しかしその後本日の安値同値となる20110円まで再度売られています。そしてまた恣意的な買い等で買い上がり、現物市場が引けた後はショートカバーも入り20290円まで上値を伸ばして引けは20280円でした。二次元的な価格推移だけを見れば前日比で三桁の上昇となりほぼ高値で引けています。そのように見ると昨日の大幅下落はギリシア問題が原因で、日本の実体経済自体は良いのである程度織り込めば反発するとか、これまでのように下がれば買いたい投資家がいる日本市場は底堅いという見方になるでしょう。しかし実際は恣意的な買い等で上がっただけで、恣意的な買い等が止まれば直ぐに値を消しています。日本市場が本当に押し目買いのポイントにあり、そう考える買い方が多ければ20160円で寄り付いた時点で20150円割れはまずありません。今後の展開も海外市場次第です。ギリシア問題を織り込んで反転するのか、それともまだギリシア問題を引きずるのか、或いは中国等その他の材料が加わるのか分かりませんが、日本市場だけを見た場合は次の変化日までは調整を継続する可能性が高いと言えます。次の変化日まで調整を入れて19840円のサポートとの攻防を経て次の展開を考えるというのが大局的な見方です。しかし米国市場等が反転すれば日本市場も翌日の寄り付きの位置を変えて上値を伸ばす可能性はあります。但しその場合は日本市場の上値は重く、再度重要なレジスタンスを抜くまでは買えないと思っておいた方が良いでしょう。

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