リアルタイムサービス(11月29日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は85円高の22262円で終了。昨夜のパウエルFRB議長の講演内容が、米利上げの終わりは近いと思わせるような内容だった事から昨夜の米国株は大きく上昇。本日の日本市場も買い先行で始まり日経平均は寄り付き直後に22437円まで上げ幅を拡大、しかし買い一巡後は目先の利食いに押されて上げ幅を縮小、大引けまでじり安基調の展開になりました。米利上げサイクルの終わりは米国株には追い風になりますが、日本株にとっては円高要因となりマイナス面も有ります。今日は円相場が円高に振れた事と中国株が下落した事も有り、日経平均も買い一巡後は売りに押されたと言う展開です。更に言えば週末には米中首脳会談が控えており、貿易戦争が一時休戦になるのか?又は会談も決裂して更に追加関税が課せられるような展開になるのか?現時点では読み切れないと言うムードも有り、一段の上値を買う動きよりも、一旦利食い出来る物は利食いしておこうとの投資家心理が勝ったと言う感じ。しかしその様な投資家心理は米中首脳会談を控えていると言う状況では当然の事で、米中首脳会談の結果を確認するまでは株価上昇局面では慎重な対応が強まると言うのも致し方有りません。米利上げサイクルの終わりが近いと言う事は、見方を変えれば世界経済に対する減速懸念が有ると言う事でも有り、一面では好材料ですが、他の一面では悪材料とも言えます。米国が利上げを続けると世界の新興国からは資金が流出して通貨安が進みインフレが高まる、インフレを抑制する為に利上げが行われ、金利上昇で景気が減速すると言うのが今の世界の常識です。ざっくりと言えば米国が利上げをすれば新興国が悪影響を受けると言う仕組みになっています。その新興国の景気減速が回りまわって米国経済、世界経済への悪影響になって来ると言う分岐点とも言えるような時期に米利上げも打ち止めになります。FRBの利上げサイクルの終わりが近いと言う事は来年辺りにその分岐店が来るとFRBは見ているのかもしれません。しかし世界景気が減速しないように、米利上げの終わりは近いと言うアナウンス効果で、景気減速に対処しようとしているのなら、株式市場には安心感を与えると思います。12月の米FOMCでは予定通りに利上げが実行されると思いますが、来年は従来の予想よりも利上げ回数は少なくなるのでは無いかと思います。米金融政策が引き締めから中立へと変り、米中貿易戦争が一時休戦となれば、投資環境も一段と好転しますが、現状では週末の米中首脳会談の結果に関しては依然不透明感が有ります。現時点では引き続き週末の米中首脳会談の結果を待ち、それから次の投資を考えると言うスタンスが良いと思います。慎重過ぎるかもしれませんが、慎重過ぎても損をする事は有りません、仮に週末の米中首脳会談が好結果になったとしても買い出動の出足の一歩が遅れるだけです。逆に悪い結果になれば損失を回避して安値買いのチャンスをゲット出来ます。後数日の事ですので引き続き米中首脳会談の結果を待ちたいと思います。

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