リアルタイムサービス(11月27日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は31円高の21843円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく上昇。年末商戦が好調な滑り出しを見せ、景気減速懸念が後退。加えて原油相場安の一服やイタリアの財政問題への懸念後退も買い安心感に繋がると言う展開に。しかし本質的には週末の米中首脳会談を前にしてポジション調整の売買が中心で、テクニカル的に見れば、NYダウ、ナスダック指数共に短期の下降トレンドは依然継続中。日々の上げ下げは有れども米中首脳会談の結果待ちと言う状況に大きな変化は有りません。本日の日本市場は、昨夜の米国株の上昇と円安進行を好感して買い先行で始まったものの、寄り付きの買い一巡後は戻り売りに押されて上げ幅を縮小。トランプ大統領が改めて中国からの輸入品全てに関税をかける可能性を示した事が伝わると上値が重くなると言う展開です。しかし貿易交渉がまとまらなければ中国からの全ての輸入品に関税を掛けると言う方針は既に表明済みの事で、但し米中貿易交渉がまとまらなければと言う条件が付きます。言い換えれば米中貿易交渉がまとまり、米中貿易戦争も一時休戦となれば、その様な状況にはなりません。又、トランプ大統領がどのような発言をしても、それは米中首脳会談の結果次第です。現時点での発言も交渉を有利に進める為の発言と考えるのが自然だと思います。米中の対立分野も広範囲で多岐に渡りますので、月末の米中首脳会談だけで全てが解決すると言う事は有りません。それでも全面的な対立から、不均衡、不平等の解決への取り組みが約束され、部分的には和解が進み、部分的には引き続き対立が続くと言う感じでも、状況に改善が見えれば株式市場も好感すると思います。米中対立も一朝一夕には解決出来ない事は解っている事であり、しかしそれでも解決に向けた動きが出て来る事が安心感に繋がります。何度も繰り返しになりますが、米中経済共に貿易戦争の悪影響が顕著に出始めていますので、月末の米中首脳会談ではそれなりに合意を得ると言う結果にはなると思います。但しその合意内容が中身を伴う内容で有るかどうか?その点に関しては一抹の懸念は有ります。米中首脳会談まであと数日ですので、今は結果を待つと言うスタンスが最善です。そして結果がどうであれ、首脳会談通過後には株式市場にも新たな動きが出ます。株式市場が上昇する展開になればそれに応じた対応をし、逆に下落する展開になればそれに応じた対応をするだけの事です。ひとつの不透明要因が通過し、米中貿易戦争への懸念も時間の経過と共に株式市場への織り込みは進みます。そう言う意味では過度に悲観的になる必要は無く、米中首脳会談の結果を確認すれば、先を見据えた対応もやり易くなると思います。

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