週トレ短期売買(9月10日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

9/10(月)日経平均株価は△66円の22373円で終了。先週末の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に下落、注目された米8月雇用統計が市場予想を上回り、賃金の上昇率も上昇、強い経済指標がFRBの利上げスタンスを強める事につながるとの見方から株式市場では売り材料に。更に、トランプ大統領が、現在検討している2000億ドル相当の中国製品への追加関税のほかに、新たに2670億ドル相当の追加関税を追加する準備もあると発言するなど、米中貿易戦争激化を警戒するムードも強まりました。簡潔に述べれば、米国が輸入するほぼ全ての中国製品に追加関税を課す用意が有ると言う事で有り、今後の動向が一段と注目されます。

強い米雇用統計の内容を受けて円相場が円安に振れ、日経平均も一時上げ幅を広げる場面も有りましたが、米中貿易戦争の一段の激化は無視出来ない警戒材料、買いは続かず、買い一巡後は日経平均も下げに転じて一時マイナス圏に。しかし6日続落の後でも有り、大引け前に買い戻しが強まり上げ幅を広げ、日経平均は小幅高で7日ぶりに反発。強い米経済は株式市場にとってもプラスでは有りますが、米中貿易戦争の激化や米利上げが続く事による新興国通貨の下落、利上げによる米経済の失速懸念など、警戒材料も混在する状況では株価下支え要因にしかなりません。強い米経済指標よりも米利上げが続く事のマイナス面に関心が強まる、短期的にはその様な状況になりそうです。

トランプ大統領が示唆した2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税の発動は未だ実行はされていませんが、その様な状況で新たに2670億ドル相当の追加関税を追加する準備もあると発言するなど、強硬姿勢は一段と高まっています。本質的には中間選挙に向けての政治的アピールと言う意味合いが強いとは思いますが、脅しに屈して妥協するなど中国も出来ませんので、米中貿易戦争解決に向けての展開としては悪循環と言う感じもします。まずは2000億ドル相当の中国製品への追加関税発動がどうなるのか?これが回避されれば新たな2670億ドル相当の追加関税発動もなくなります。しかし2000億ドル相当の追加関税が発動されれば、その後新たに2670億ドル相当の追加関税発動も視野に入ります。この先の株式市場の動向も、米国の出方次第になりますが、2000億ドル相当、更に2670億ドル相当と順次追加関税が発動されるような展開になれば、株式市場にも最大の買い場が訪れる事になると思います。しかし追加関税の発動が見送られ、突然米中和解、貿易戦争は一旦終了と言う展開も無いとは言い切れませんので、状況の推移を見守りつつ、最終的な結果を確認するまでは安易には動けません。投資スタンスとしてはただ1つ、大きく下げれば先を見据えて安値買いを考える、ただそれだけです。当面は安値買いのチャンスを待ち続ける、それが結果的にはリスク少なく大きな利益に繋がると思います。

 

 

【当面の相場展望】

米通商政策を巡る先行き不透明感から株式市場も上下どちらにも動くに動けないと言う状況です。テクニカル面では再度25・75・200日移動平均線を下回って来ている日経平均、投資家心理も徐々に弱気に傾きつつあると言う状況です。当面は、2000億ドル相当の中国製品に対して追加関税を発動するのか?仮に発動すれば当然中国も報復措置を取りますので貿易戦争は一段と激化と言う事になります。引き続き一寸先は闇、その様な相場状況だと思います。

 

 

【明日の見通し】

今夜の米国株動向と円相場の動向、そしてトランプ大統領の新たな発言が有るのかどうか?明日の日本市場の動向も明日になって見なければ解らない、極端に言えばその様な相場状況です。

 

 

【投資アドバイス】

先週末に発表された米8月雇用統計では、雇用者数は増加し、賃金も高い伸びを示しました。足元の経済が強さを増せば、当然FRBも利上げを続ける事になりますので、昨夜の米国市場も利上げが連想されて株価は下落。経済が好調な局面では、良好な経済指標が発表されると利上げが意識されまずは株式市場には売りが強まります。しかし利上げを織り込んだ後には好調な経済を背景に再度上昇に転じると言うのが基本的なパターンです。米経済指標に減速の兆しが出て来るまでは、利上げに対するネガティブな反応も一時的な事、現時点では小幅の利上げが米経済に大きな悪影響を及ぼすような事は有りません。

又、2000億ドル相当の中国製品に追加関税を課すとしたトランプ大統領ですが、未だその追加関税は発動されてはいません。一部には2000億ドル相当を1度に実行するのではなく、数回に分けて実行して行くなどの案も伝わっていますが、依然不透明感が漂うような状況です。その様な状況で更に2670億ドル相当の中国製品にも新たに追加関税を課す用意が有ると表明するなど、実効性よりも脅しが目的と言う感じです。実際に発動されるかどうかは何とも言えませんが、米中間選挙に向けての政治的なアピールとの見方も根強く有ります。しかし米中貿易戦争の本質はハイテク製品や知的財産権などを巡る攻防、又は世界の覇権争いとも言われているように、状況は思っている以上に複雑です。トランプ大統領の事ですので、まずは2000億ドル、ついで2670億ドル相当の中国製品に対して実際に追加関税を発動するかもしれません。その様な状況は間違いなく世界経済にも悪影響をもたらしますので、状況の推移を見極めるまでは安易に動く事は出来ません。

目先の小さな値動きから利益を取ろうとして短期売買を繰り返すような投資家も多々いますが、その様な投資をする為の最低限の条件としては、相場に変化が見えれば瞬時に手仕舞いが出来る事です。1日2日の単位ではなく秒単位で対応が出来なくては、大きな変化が突然出て来ても対応できず、場合によっては大きな損失にもなりかねません。その様な超目先的な投資とは距離を置いて、大きな流れを見ながら、大きな変化を待つ、その様な投資の方が労力も少なくリスクも少なく、利益も大きくなる投資が出来ると思います。依然相場状況は米国次第と言う感じですが、まずは2000億ドル相当の中国製品への追加関税発動が有るのかどうか?これを確認しない限りは新規の売買は見送りが賢明だと思います。今の相場状況では火中の栗を拾って怪我をするよりも、何もしないで見てるだけと言うスタンスの方が賢い対応です。依然先行き不透明感が強い現状では、引き続き安値買いのチャンスを待ち続けると言う対応がベストの判断になると思います。

 

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