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出島テクニカルワールド(8月27日推奨銘柄 )
- 2018/8/27
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↑(週足)
↑(日足)
【全体相場解説と投資判断】
8/27(月)日経平均株価は△197円の22799円で終了。パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演がハト派的な内容になり先週末の米国株が上昇、本日の日本市場も買い先行で上昇し、中国株の上昇で一段高に、しかし円相場はやや円高に、米金融政策のハト派的スタンスは円高要因にもなり、米中貿易戦争の長期化懸念も警戒材料、今日は上昇した日経平均ですが楽観は禁物と言う感じがします。テクニカル的には23000円チャレンジの流れですが、依然売買代金や出来高は低調、日経平均の上昇も先物主導の感が強く、強気になり難いムードが有ります。過度に警戒する必要は有りませんが、銘柄重視、待ち伏せスタンス、小刻みな利益確定など、少し工夫が必要な投資環境になります。
<カラ売り推奨>【銘柄情報】【本日終値1971円】
(東1)川崎汽船(9107) 海運 100株
同社は海運大手3社の一角ですが、厳しい事業環境を背景に売上比率の高いコンテナ船事業を統合、しかしコンテナ船の統合に伴う費用の増加なども有り、業績は厳しい状況が続いています。2019年3月期業績見通しは、コンテナ船事業の統合の影響もあり売上は急減、営業利益も減益で配当は無配、売上が約7500億円に対して有利子負債は約4700億円有り、自己資本比率は20%程度、現在の業績や財務内容を考えると時価近辺の株価には割高感が有ります。テクニカル的にも下降トレンドが続いており、目先もう一段の上昇が有ればカラ売りを狙いたい銘柄です。当面の上値目処は2100円前後になりますので、この先2100円前後への上昇が有ればカラ売りを実行したいと思います。米中貿易戦争の長期化も予想される状況で、世界の貿易量自体もジリジリと減少して行く懸念が有ります。当面の下値目処は1800円前後になりますので利食い目処は1800円接近時、但し2200円を超えた場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。今日は上昇している日経平均株価ですが、パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での発言を考えると円高への警戒も必要、米中貿易戦争も長引きそうで、日経平均の目先の上値も限定的だと思います。株式市場を取り巻く環境を考えれば上がり過ぎ局面ではカラ売り狙いのスタンスがリスク少なく利益に繋がり易い投資になると思います。
【リスク覚悟でリターンを狙う場合】・第1売りポイントでエントリー
【慎重な投資スタンスを取る場合】・なし
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海運大手3社の一角。電力炭船、自動車船等強い。売上比率高いコンテナ船は18年4月事業統合。市況改善追い風にバラ積み船順調。自動車船も輸送台数増、効率配船も進む。が、コンテナ船統合に伴う残存費用が圧迫し営業減益。営業外に統合会社持分益。不動産等資産売却特益続く。資本準備金を取り崩し累損解消へ。早期復配目指す。 |

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