週トレ短期売買(8月24日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

8/24(金)日経平均株価は△190円の22601円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に下落、米中貿易交渉はいまだ結果は明らかにならず、トランプ大統領周辺とロシアとの不適切な関係を巡るロシア疑惑も再び意識されています。トランプ大統領は、米メディアとのインタービューで、自身が弾劾訴追されれば株式市場が暴落すると述べるなど穏やかではない発言も。今日はパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演も有りますので、昨夜の米国市場もイベントを控えて一旦手仕舞い売りが強まった感じです。パウエルFRB議長の講演では、引き続き緩やかな利上げを続けると言う基本スタンスが確認されるとの見通しから円相場も円安が進み111円台半ばまで円安が進んでいます。

本日の日本市場も、米中貿易協議やトランプ政権のロシア疑惑など不透明要因は有るものの、一段の円安進行を好感して日経平均は上昇。10時過ぎには目先の上値抵抗帯である22500円を超えて来た日経平均ですが、22500円付近では売りに押されて上値の重い展開に、しかし後場に入ると中国株が上昇しそれに連動するように日経平均も上げ幅を拡大、テクニカル的には25・75・200日移動平均線を超えて来ましたので再度強気転換。しかし今日も売買代金、出来高は低調で先物主導の仕掛け的な上昇と言う感じも有ります。ざっくりと言えば不可解な上昇、来週初の値動きを見るまでは楽観は出来ません。

少し違う視点から株式市場の先行きを考えて見たいと思います。米中共に報復関税を掛け合うなどエスカレートしつつある米中貿易戦争ですが、この先大きな山場を迎えそうなのが11月の米中間選挙の直前。中国が歩み寄るとすればトランプ大統領に恩を売る形で中間選挙の前にトランプ大統領に花を持たせて、その後恩を返してもらう。何かを譲る事で何かを得る、政治的大きな取引に使うのではないかと思います。しかしこのケースでも、中間選挙で共和党が勝利するとの見通しで有る事が条件になります。仮に共和党が敗北するなら敢えてレームダック化するトランプ大統領に花を持たせても意味は有りません。共和党が敗北して民主党が勝利すれば、大統領弾劾裁判へと進む可能性が高まりますので、この場合米中貿易戦争をしているどころではなく、米中貿易戦争も一旦手打ちになる可能性が高まります。

共和党勝利の可能性が高いなら米中間選挙の直前、共和党敗北の可能性が高いなら米中間選挙の後、中間選挙の結果がどちらに転んでも、中間選挙の前後に米中貿易戦争も一旦大きな山場を迎えると思います。万が一共和党が圧勝するような事になれば、米中貿易戦争も来年まで続くと言う可能性が出て来ますが、現在の見通しとしては共和党が圧勝する可能性が限りなくゼロに近いと思います。又民主党が勝利してトランプ大統領の弾劾裁判へと進むとしても、米株式市場が暴落するような事は無いと思います。万が一弾劾となればペンス副大統領が大統領へと就任する訳で、失礼では有りますがトランプ政権よりもましな米政権が誕生すると言う事で株式市場にとっては買い材料になるのではないかと思います。

11月の米中間選挙までは上げ下げを繰り返すボックス相場的な展開が続きそうですが、中間選挙の後を考えた場合はさほど悲観する必要はないのではないかと思います。絶対ではないものの、米中間選挙の前後で米中貿易戦争は一旦手打ち、米中貿易戦争が一旦終戦となるなら株式市場は上昇、但しその時期は11月、当面は閉塞感の強い投資環境が続きます。しかしながら11月までは、上げ下げの値動きを捉えて逆張りスタンスの投資で利益を狙えば良し、来週大きな好材料も無く需給だけで日経平均が23000円に近づくようならカラ売りを考えたいと思います。

 

 

【当面の相場展望】

テクニカル面だけを見れば25・75・200日移動平均線を超えて来ましたので明るい兆し、環境面を見れば米中貿易協議はいまだ結果は明らかにならず難航している感じ、円相場は円安基調で株式市場には追い風、ロシア疑惑再燃でトランプ政権には逆風。好悪要因入り混じる状況で、もう暫くは方向感は出難く、上下に振れる展開が想定されます。

 

 

【週明けの見通し】

週明けは、円相場や米中貿易協議の結果、パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演内容などを織り込む展開に。想定される価格変動レンジは22800円~22200円。

 

 

【投資アドバイス】

昨夜の米国市場は下落したものの、111円台半ばまで円安が進み日経平均も上げ幅を拡大。前場は22500円付近で上値の重さも有りましたが、後場に入ると先物主導の展開で一段高に。中国株の上昇と連動するように日経平均も上げ幅を広げ、目先の上値の壁となっていた22500円付近を一気に突破。今日の上昇で25・75・200日移動平均線を全て上に抜け出して来ましたが、なんとなく盛り上がりにかける展開でも有りました。今日も売買代金は少なく、今日の後場の上げ幅拡大も先物主導の上昇で、オプション絡みの仕掛け的な動きと言う感じもします。日経平均の水準自体は、PER12倍台程度で割安感の有る水準ですが、トランプ政権のロシア疑惑の再燃や米中貿易戦争への警戒など、楽観出来る状況でも有りません。

今日は25・75・200日移動平均線を上回って来たものの、大局的に見ればボックス相場的な動きが続く中での上げ下げに変わりは有りません。やはり米中貿易戦争に歩み寄りが見られ、解決の目処が見えるまでは多少の上昇で強気にならず、仮にこのまま23000円に近づくような展開になっても、それは買えない上昇と考えた方が良いと思います。先日も述べたように、日経平均が22500円を突破しても、23000円も抜けて24000円付近までの上昇が期待出来そうな状況なら躊躇無く買い出動は出来ます。しかし今日の上昇に関しては良くて23000円チャレンジと言う感じですので、大きな好材料の出現が無ければ23000円付近が限界だと思います。その大きな好材料の可能性としては米中貿易戦争の解消に向けた歩み寄りとなりますが、今のところはまだその様な動きは有りません。

22・23日と行われた米中貿易協議に関してもいまだ結果は公表されず、妥当に考えれば交渉は難航していると見るのが妥当。円安進行と中国株の上昇を好感して今日の日経平均も上昇しましたが、本質的にはまだまだ不安定な相場状況は続いています。弱気と言う事では有りませんが、現状では強気になれずと言う感じです、上昇して強気に傾かず、下落して弱気に傾かず、もう暫くはその様なスタンスでの対応が最善だと思います。

 

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