リアルタイムサービス(7月19日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は29円安の22764円で終了。今日は円相場が円高に振れているにもかかわらず買いが先行する展開で前場の10時46分には日経平均も22926円まで上げ幅を拡大。昨日に続いて23000円奪還に向けての動きとなりましたが、今日も23000円に近づくと戻り売りに押されて上げ幅を縮小、後場にはマイナス圏に沈むと言う展開になりました。そもそも円高が進む中での日経平均の上昇自体に違和感が有り、買い一巡後に上げ幅を縮めた今日の値動き自体は株式市場の冷静さを感じます。昨日までの日経平均の上昇の大きな理由のひとつが円安進行でしたので、それ以外に特段の好材料もない中では、円高に振れている局面での日経平均の上昇にはやはり違和感が有ります。テクニカル面から見ると、日経平均は5月に23050円の高値を付け、6月にも23011円の高値を付けています。そして昨日は22949円の高値を付け、ざっくりと見れば3点天井を形成するようなチャート形状になります。このチャート形状が意味するところは、この先3点天井を突破して上昇すれば投資家心理は一気に強気に傾き、日経平均は売り方の踏み上げを誘いながら一段高の展開になる可能性が有ります。しかし逆にこの3点天井を超える事が出来ずに下げに転じると、目先の天井を形成したとの見方が強まり、投資家心理も一気に弱気に傾く事になります。抜ければ一段高、抜ける事が出来なければ戻り相場も一巡、下げに転じて再度安値模索、有る意味ではこの先を占う意味では重要な局面に有ると言う事です。株式市場を取り巻く環境を今一度確認しておくと、米中貿易戦争は今は一旦小休止ながらも継続中。北朝鮮の非核化を巡る米朝協議も混迷している模様、欧州と米国の貿易摩擦が激化する兆しが有り、日本に対しても自動車分野への追加関税発動も有り得る状況です。円相場が113円付近まで円安が進んでいる事は国内主要企業の業績にはプラス材料、しかし米中貿易戦争の行方次第では円安のプラス面を吹き飛ばす需要減も有り得ます。このようにざっくりと見渡してみても株式市場を取り巻く環境は決して楽観出来るような状況では有りません。簡潔に言えば今の日本市場にとっては円安だけが買い材料、その他諸々の懸念材料は今は一旦小休止ですが、いつ再燃するかも知れず、「一寸先は闇」と言う状況に変わりは有りません。引き続き保有銘柄の上昇を待ちつつ、上に行き過ぎればリスクヘッジでカラ売りを狙う、その様な投資スタンスがもう暫くは最善だと思います。弱気になる事は有りませんが、楽観も出来ず、簡潔に言えば今はまだその様な投資環境が続いています。

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