出島先物ワールド(2月16日推奨)

日経先物160216

寄り前情報
昨日の米国市場は休場でした。昨日の日本市場はギャップアップして上昇しました。昨日は千円を超える上昇となりましたが、上昇幅にあまり目を奪われるとマーケットの本質を見失います。大局的には前回の変化日からの調整の範疇です。そして仮に前回の変化日の高値を抜くようなリバウンドになっても、重要なレジスタンスを抜かない限り日本市場を取り巻く環境は変わりません。今はこの変則的なリバウンドの着地点を見極める局面です。
そのような前提で本日も、考え方としては16390円(前回変化日の高値)以下は調整の範疇と考えます。従って現在地との比較を考えれば買いに妙味はありません。むしろ昨日はやり過ぎたと言っても良いかもしれません。それでも15490円(昨日の安値)以上で推移している間は上値を伸ばす可能性はあります。買いは原則見送りで良いと思いますが、仮に買うのであれば利食い優先で臨んだ方が良いでしょう。
売りは16160円(昨日の高値)を上回るようであれば基本的には出来ませんが、16160円以下で推移し下に方向性を出すか、16160円を抜いても先に上値を試して直近のレジスタンス等で抑えられて下に方向性を出すようであれば売っても良いと思います。但し、恣意的な買い等に注意しロスカットはタイトに設定して臨んだ方が良いでしょう。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 15490~16390
売買ポイント 売ポイント 16340~16390  ロスカット 16420
買ポイント なし

大引け情報
本日は15850円で寄り付き、15950円まで振り上げて一旦下値を試しました。寄り付きの安値を下回って15810円まで売られましたが、恣意的な買い等で下げ止まり寄り付き直後の高値を抜き16070円まで上値を伸ばしました。しかし恣意的な買い等以外に買いは広がらず上値の重い展開で、恣意的な買い等が止まると15900円割れまで売られました。しかしここでも恣意的な買い等が入り切り返し、その後は500枚単位を含む大口買い等で買い上げ16340円まで上値を伸ばしましたがそこまででした。引けにかけては失速し再度16000円割れまで売られ、引けは16040円でした。
メディア等では、円安、原油高、そして中国市場の上昇で買い安心感が広がったという解説をしていました。買い安心感が広がったという割には恣意的な買い等以外の買いは入らず、厚みのないマーケットを買い上げましたが直近のレジスタンスに抑えられ行って来いになるという何とも不甲斐無い展開でした。昨日も何故16160円まで買ったのか理解に苦しみます(今日500枚単位の大口買いで買い上げていなければここを抜ける事は難しかったと思います)が、今日も結局レジスタンスを抜く事は出来ず行って来いになったにも関わらず16340円まで買う意味が分かりません。買い方の本尊がどこの誰かは分かりませんが、昨日の16160円までの買いも今日の16340円までの買いも既に含み損です。日銀のETF買いの平均買いコストは約17135円と言われ、1月21日に16000円を割り込んだ時点で約3700億円の含み損を抱えていました。2014年から株式の組み入れ比率を増やしたGPIF等の年金資金は更に平均買いコストは高いでしょう。昨年のチャイナショック時は四半期の僅か3ヶ月で約8兆円の損失を出しています。昨日の16160円までの買いや今日の16340円までの買いがどちらかはともかく(或いは全く別かもわかりませんが)、その日の内に含み損になるような買い方をしてまでこのような中途半端なレベルを買い支える事に何の意味があるのでしょう。当欄で常々申し上げてきましたが、1990年のバブル崩壊以降様々な形で同様の買い支え政策を実施してきましたが、その効果で日本市場が上昇した事は一度もありません。むしろそのような政策の結果が未だ史上最高値の半値水準に低迷している最大の原因です。巷のアナリスト等のテクニカル分析が過去を分析し、それに基づいて未来を予測するのであればもう一度よく歴史を検証してみるべきです。今の政府、日銀の政策で本当に日本市場が上昇するのか、そして本当にデフレから脱却して日本経済を復活させる事ができるのかを考え直すべきです。先日の日銀の金融政策決定会合で決まった追加金融緩和であるマイナス金利導入が今日から始まったというのに、もう市場関係者は次の金融緩和を要求しています。金融政策は万能ではありません。その効果自体限界がありますが、更に悪いのはやり過ぎれば副作用があります。ここでバブルを発生させ、仮にそのバブルが弾けたらリーマンショックの比ではないでしょう。その場合は完全に政策の失敗となり、世界中のどこもそれに対応する術を持たないと思います。関係各位の冷静な判断を期待したいと思いますが、現状では難しいかもしれません。今後の展開も海外情勢次第ですが、まずは次の変化日をどのように通過するのかを見ましょう。

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