出島先物ワールド(1月29日推奨)

日経先物160129

寄り前情報
昨日の米国市場は反発しました。メディア等では原油価格の上昇を理由に買われたという解説をしていましたが、常々申し上げている通り米国市場は戻り売りが鮮明になっており100ドル、200ドル程度の上昇は戻り売りの範疇と見ておけば良いでしょう。昨日の日本市場は執拗な恣意的な買い等により支えられましたが、高値、安値共に切り下げており27日の変化日が戻り高値になっています。変化日の観点からは次の変化日まで調整方向の作用が働き易いと思います。
そのような前提で本日は、基本的には17240円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いと思います。後は恣意的な買い等と日銀の金融政策決定会合の結果に注意を払っておけば良いでしょう。
買いは原則見送りで良いと思います。日銀の金融政策決定会合で何か新しい材料が出れば買われる可能性はあります。またそれに期待するプレイヤーもいるでしょう。ただ、目先はそれで上昇できたとしても、重要なレジスタンスを抜けなければ戻り売りになるだけです。デイトレードやスカルピングに関してはどのようなトレードも可能です。しかしマーケットのエネルギーの流れに逆らったポジションはリスクとリターンのバランスを考えればあまり妙味はなく、何より大局観を狂わせる可能性があります。目先の一度や二度の勝ちに拘ってその後のトレードに支障をきたせば意味がありません。アルゴリズム取引を中心にしているようなヘッジファンド等と戦っても勝ち目はありません。もっと別の土俵で勝ち易きに勝つというトレードをした方が結果的にパフォーマンスは良くなると思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 16450~17240
売買ポイント 売ポイント 17190~17240  ロスカット 17270
買ポイント なし

大引け情報
本日は寄り付き前に懸念していた通りアルゴリズム取引が支配する相場展開になりました。1分間に約700円上昇したり、その40分後には千円を越える下落となるような相場展開で、数秒間に100円、200円の上下動が何度も繰り返されるような取引に個人が参加しようとしてもまともには戦えません。同じ土俵で戦うのではなく別の視点でマーケットを見るようにした方が良いと思います。
本日の相場展開は日銀の金融政策決定会合の前後で分けて考えた方が良いでしょう。まず17100円で寄り付き、17120円ワンタッチで一旦下落しました。16880円まで下落して一旦下げ渋り、日銀の金融政策決定会合を待つような展開になりました。そして17000円を挟んだ展開で保ち合っていましたが、12時20分過ぎに日銀の金融政策決定会合の結果が伝わる直前に1分弱の間に16800円まで急落しました。その直後に日銀の金融政策決定会合でマイナス金利を導入というニュースが流れると急速に切り返し、前述したように1分間で約700円上昇し17850円を付けました。しかしその40分後には高値から1110円下落し、それまでの安値も割り込み16740円まで売られました。ここまでは前回の日銀の金融政策決定会合を彷彿とさせる展開でしたが、今回は引けにかけて値を戻し17640円で引けました。今日の相場展開は日銀の金融政策決定会合までは通常のマーケットのエネルギーの流れに沿った展開で、その後はそのようなマーケットメカニズムを無視したアルゴリズム取引によるプログラム売買の応酬でした。この取引自体は相場観や大局観を無視した取引ですので、今日の日銀の金融政策決定会合以降の動きで今後の事を考えるという事はやめておいた方が良いでしょう。メディア等では、結果的に日本市場が上昇した事で今回の黒田総裁の采配を評価しているところが多いようですが、マーケットはこの材料を完全に消化していません。FRBも同様ですが、最近の中央銀行の政策は分かり難く、発表直後のマーケットは乱高下する事が多くなっています。アルゴリズム取引の弊害もあるのですが、やはりそれだけ各国の中央銀行の政策が限界に来ているという事だと思います。今回のマイナス金利も禁断の手法であり、黒田総裁は元々この政策には反対でした。それをやらざるを得なかったという事はそれだけ追い詰められているという事だと思います。この政策の効果云々よりも、そちらの方が問題です。効果そのものにしても、マイナス金利の最大の目的は市場に資金を供給する事だと思いますが、内部留保が過去最高水準にまで積み上がっている企業が借り入れを増やすとも思えませんので想定しているような効果は期待できないのではないかと思います。むしろそれで銀行の体力を奪う事になれば実体経済へのマイナスの影響も有り得ます。その辺りの精査はこれからでしょうから、今日の後場の展開が間違いだったという判断になれば直ぐに反対のポジションをとってくるのがアルゴリズム取引等の特徴です。
これで日米欧のスタンスが出揃いました。一応は相場を下支えする効果を発揮しています。ただ目先はともかく、それぞれの政策を吟味しても直ぐに効果が推し量れるような政策ではありませんので、この材料を分析しても仕方がありません。この材料の効果はさておき、問題はこれで重要なレジスタンスを抜く事が出来るか否かです。抜ければ今回重要なサポートを切った事をイレギュラーに反転していくでしょうし、抜けなければ戻り売りになるだけです。目先の動きに惑わされると大局観が狂います。今日のように一日で千円以上上下動すれば、買いでも売りでも参加は可能です。寄り付き前にも書きましたようにデイトレードやスカルピングであればどのようなトレードでもチャンスを活かせば良いでしょう。しかし、大局観だけは狂わせないようなトレードをした方が良いと思います。

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