出島先物ワールド(12月4日推奨)

日経先物151204

寄り前情報
昨日の米国市場は大幅に続落しました。ECB理事会での追加金融緩和が失望され売られました。以前から仮に市場が予想する程度の追加金融緩和があったとしても材料出尽くしとなる可能性があり、市場の期待を裏切るような内容だった場合は失望売りになると申し上げてきました。いずれにしても市場の予想を上回るようなサプライズでもなければこの材料では上がれない可能性の方が高かったという事ですのでこの結果は想定内でしょう。そして日本市場は11月27日の変化日を戻り高値に期間としては次の変化日まで、値幅としては19400円台のサポートまでの調整をしていればそろそろ買いを考えても良い局面になったかもしれませんが、ここまでの恣意的な買い等が仇となりました。本日が変化日で、CMEの安値は19400円台のサポートまで下げているのですが調整が完了したとは言えません。今後の展開次第では一段安の可能性があり、その場合は年末に向けての上昇シナリオも崩れる可能性があります。
そのような前提で本日は、基本的には19980円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いでしょう。寄り付きから大きくギャップダウンしてくる事が想定されますので相応のリバウンドもあるでしょう。従って売りポイントもリバウンドを見極める必要がありますが、そのリバウンドを見て中途半端な値頃感から買いを考えるのは危険です。今日のところは買いは見送りで良いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 19200~19980
売買ポイント 売ポイント 19930~19980  ロスカット 20010
買ポイント なし

大引け情報
本日は19600円とギャップダウンして寄り付き、19660円までリバウンドしましたがそこまででした。その後下に方向性を出し19430円まで下落して引けは19460円でした。
メディア等ではECB理事会の結果に失望した欧米市場の下落を受けて日本市場も下落したという解説をしていました。この分析の正否はさておき、このような後講釈はトレードには何の役にも立ちません。まずマーケットの見方として以前にも申し上げましたが、二次元的に価格が上昇してくればその延長線上に未来があるという見方が根本的に間違っているという事に気付くべきです。日経平均が17000円割れから19500円まで戻ってくれば次は20000円、年末には更に一段高という発想がそれに当たります。当欄で現状の日本市場のエネルギーでは20000円は無理があると申し上げ、後数十円、100円が遠いと申し上げましたが、巷では後いくら上がれば20000円、20000円に乗せれば年末に向けて上昇し易いので年末は20000円以上がほぼ確実のような意見が多数派です。しかしそれには合理的な根拠はありません。昨日にしてもECB理事会での追加金融緩和は既定路線でしたので、欧米市場は上昇してくるという見方が多かったと思います。昨日の日本市場も日銀のETF買いも入っていましたが、それ以外の欧米市場に期待した向きの買いも入っていたと思いますがこの結果です。そもそもドラギ総裁の12月に追加金融緩和を実施する可能性が高いという発言を織り込んでマーケットは上昇していました。従ってその期待を上回る材料が出てこなければ上がれませんし、今回のように期待を裏切れば失望売りが出ます。それと同じ事がFOMCにも言えます。FRB議長も12月のFOMCではほぼ確実に利上げに踏み切るような発言をしました。その後は多少この材料に振り回される展開はありますが、それでもマーケットは利上げは米国の景気回復の証として織り込もうとしています。しかしそれには今回のECB理事会を受けたマーケットの上昇が不可欠でした。そうなっていれば仮に今月のFOMCで利上げを実施してもマーケットは下がらない可能性が高かったと思いますが、マーケットが大幅安した事でむしろ利上げしてもしなくても買えないと思っておいた方が良いと思います。
さて、今後の展開も海外情勢次第ですが、日本市場だけを見れば本日の変化日では下げ止まっていませんので次の変化日まで調整方向の作用が働き易いと思います。仮にそうなると掉尾の一振は空振りに終わる可能性が高くなりますので要注意です。相場に「たら・れば」はありませんが、前回の変化日を戻り高値に今日まで順当に調整していれば値幅的には19400円台のサポートまで下げてきましたので日足が陽線となり安値になった可能性がありました。しかし途中の恣意的な買い等により下方向のエネルギーを出し切れずに陰線を引きました。終わった相場の変動要因などは大した意味はなく、何故今回のリバウンドで20000円が壁になるのか、そして何故今日の変化日で陽線を立てられないのかが重要です。ECB理事会が原因の下落だけであれば寄り付きのギャップダウンで下方向のエネルギーを出し切り陽線を立てられたはずです。ただ、日本市場のエネルギーではまだ調整未了ですが、今夜の米国市場次第ではその流れを週明けの寄り付きから否定する可能性もゼロではありませんのでバイアスは掛けない方が良いでしょう。まずは今夜の雇用統計の結果を受けて米国市場がどのような展開になるのかを見極めましょう。

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